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マジメな国民性が元凶!? ジッパー合流の圧倒的メリットと定着しない理由

 新型コロナウイルス禍の一段落もあり人の動きが活発になっているのに加え、年末年始も近づいていることもあり、この先渋滞に遭遇することも増えるだろう。

 クルマに乗っていると渋滞やジャンクションでなくとも合流は難しいが、特に渋滞中の合流で覚えて欲しいテクニックというより暗黙のルールとしてジッパー合流というものがある。

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 なぜかなかなか定着しないジッパー合流について、そのやり方やメリットなどを解説していく。

文/永田恵一、写真/Adobe Stock(トビラ写真=naka@Adobe Stock)

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■渋滞中の合流では『ジッパー合流』が推奨されるワケ

ジッパーの歯が噛み合うように、合流車線の先頭で一台ずつ入れていく(入れてもらう)のがジッパー合流だ(AnnaFotyma@Adobe Stock)

 まず、渋滞中の合流というのは「インターチェンジやサービスエリア&パーキングエリアから渋滞した本線に合流する」、「ジャンクションでA道から渋滞したB道へ合流する」といったケースである。

 では、その際にどのように合流しているだろうか? おそらく「車間があったら入れてもらう」という人が多いと思うが、それは不正解で、こういった場面ではこれから解説するジッパー合流を行って欲しい。

 衣類などのジッパーを閉める際の重なり合う様子に似ていることに由来するジッパー合流(ファスナー合流と言われることもある)のやり方は簡単で、「合流車線の先頭で本線に入れてもらう」というだけである。

 ジッパー合流に対しては「本線で待っている人を追い越して先に入るのは悪い、ズルい」などと感じる人もいそうなのは、日本的な感情はよく分かる。

 しかし、渋滞中している本線への合流の際にはジッパー合流で「先頭で1台づつ入れる」という方が、合流車線の途中で合流するより「本線のクルマが減速する、ブレーキを踏むといったことが減るのでスムースに流れる」、それに伴い追突事故の可能性も減る、結果的に渋滞が伸びにくくなるなど、メリットが多い。

 つまり、「みんなの負担が減る、みんなが次の目的地に早く着ける方向になる」というわけである。

■都市部ならではの複雑な道路環境にも慣れよう

合流はビギナーにとっては難しい動作のひとつだ。本線への合流時は速い本線の流れに合わせてギアを落とすなどしてじゅうぶんに加速して流れに乗ろう(totenaka@Adobe Stock)

 そのため、ジッパー合流普及のためには本線上で合流するクルマを入れる方も「渋滞中合流するクルマは先頭で1台づつ入れる」という認識を持って欲しい。

 なお、ビギナーにはこちらも難しい、流れている本線への合流はギアを落とす、アクセルを深く踏むなど流れの速い本線に対し十分に加速して、頃合いを見て合流するというのが鉄則だ。

 また、合流とは違う意味で渋滞する分岐も難しい場面だ。

 具体的には首都高速、一例として挙げられるのが四号新宿線上りの三宅坂ジャンクションだ。ここは四号線から都心環状線の内回りと外回りに分岐するジャンクションで、外回り方向(左車線)が渋滞していることが多い挙げ句、ジャンクション直前からは車線変更禁止となる難所である。

 こういった分岐に対しては早めに進行方向となる車線にいるのが無難で、道路上の情報表示板を見るなどして早めに進路を決めておくのがいい。

 いずれにしても合流や分流は難しい場面なだけに事故も起きやすいので、動き方を使い分けて安全かつスムースに通過して欲しい。

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