現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 儚くも散った天才、ジル・ビルヌーブの生涯(2):「悲劇の遠因となったイモラの事件」

ここから本文です

儚くも散った天才、ジル・ビルヌーブの生涯(2):「悲劇の遠因となったイモラの事件」

掲載 更新 1
儚くも散った天才、ジル・ビルヌーブの生涯(2):「悲劇の遠因となったイモラの事件」

 5シーズン半という短いキャリアながら、今もなお人々の記憶に残り続けている伝説のF1ドライバー、ジル・ビルヌーブ。そんな彼の半生を振り返る特集の第2回は、彼が事故死を遂げる1982年ベルギーGPの直前に行なわれたサンマリノGPに焦点を当てる。

 1982年、3年ぶりのタイトル獲得を目指すフェラーリは、大胆な改革に出た。イタリア人がマシンをデザインするという伝統を断ち切り、最新技術を知るイギリス人デザイナーを雇うことにした。フェラーリ創始者のエンツォ・フェラーリも、ドライバーのビルヌーブとディディエ・ピローニに、競争力のあるマシンの提供を約束した。

■儚くも散った天才、ジル・ビルヌーブの生涯(1):「ティフォシのニューヒーロー」

 ニューマシンのデザイナーとして白羽の矢が立ったのは、ウルフやフィッティパルディで仕事をしていたハーベイ・ポストレスウェイトだった。彼がデザインしたフェラーリ126C2はテストでも好調な走りを見せていたため、ビルヌーブの初タイトルも夢ではないと思われた。

 ビルヌーブは開幕3レースで2度のリタイアと1回の失格という結果に終わったが、予選では開幕戦南アメリカGPで3番手、第2戦ブラジルGPで2番手に入るなど、ピローニを上回るパフォーマンスを見せ、同時に126C2のポテンシャルの高さも証明した。

 第4戦はイタリア・イモラにあるエンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキットを舞台に行なわれたサンマリノGP。エンツォの亡き息子の名前を冠した、フェラーリにとっての地元レースである。ここでビルヌーブの運命を左右する事件が起きることとなる。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース
これはクセスゴ!!  オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
バイクのニュース
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
カー・アンド・ドライバー
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
日刊自動車新聞
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
バイクのニュース
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
Auto Prove
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

1件
  • そのもう少し前から書いた方が良いのではないでしょうか?
    この前まで契約上ナンバー2だったため ジョディーシェクターのチャンピオン獲得のため 常にサポートに徹してきた T4で見事にシェクターはチャンピオンになるが T5は全くダメで、シェクターが引退し、当然自分がエースとして待遇を受けるはずだったのに・・・というところから伏線があったと言われているね
    それを知っていると こののちの物語がさらに納得できるはず
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村