■ポップアップ装着の「ミニポップビー」どんなクルマ?
キャンピングカー製造販売の総合メーカーMYSミスティックは、トヨタ「ピクシストラック」をベースにした軽キャンパー「MiniPopBee(ミニポップビー)カスタムパッケージ」を展開しています。
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一体どんなクルマなのでしょうか。今回は担当者に製作経緯やこだわりのポイントについて、話を聞きました。
MYSミスティックは、キャンピングカー製造メーカーとして1991年に設立され、今年2024年で33年目を迎える老舗ビルダーです。
ラインナップには、ピックアップトラックをベースにしたトラックキャンパーや、トヨタ「ハイエース」キャンパー、軽トラックや「カムロード」をベースにしたキャブコンバージョンなど幅広く展開しています。
そのなかのひとつに、ポップアップタイプの軽キャンパー、ミニポップビー カスタムパッケージがあります。
最近では、2024年7月に開催された「東京キャンピングカーショー」、9月開催の「横浜キャンピングカーショー」にも実車展示され、ユーザーから多くの注目を集めていました。
そんなミニポップビー カスタムパッケージの製作経緯について、MYSミスティックの担当者は以下のように話します。
「ミニポップビーは、2011年より販売されているロングヒットの軽キャンパーです。
今までさまざまなコンセプトデザインのシリーズでミニポップビーを盛り上げてきましたが、近年はユーザーの好みのカラーが多種に分かれてきており、その背景には『オンリーワンの1台を作りたい』というニーズが高まっていることがうかがえます。
そのため、オーナー様の希望に合わせたカラーで塗装できる『カスタムパッケージ』のご提案を開始しました」
ちなみに、ミニポップビーシリーズにはミスティックオリジナルのフロントグリルを備えたアクティブギアパッケージもあり、ユーザーのニーズに応じたさまざまな仕様を用意していることがわかります。
また、こだわりのポイントについて前出の担当者は以下のように話します。
「エレベーター式のポップアップルーフで、居住スペースが広がる点です。
他社と比較しても広さや使い勝手は優れているキャンパーで、軽トラのあおりもカウンターに利用するだけでなく安全性も考慮してあえて残したデザインで、こちらも多くの方に評価していただいております」
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1990mm。コンパクトな全長・全幅なのはもちろんのこと、高さ2m以下のためショッピングモールなどにある多くの立体駐車場や地下駐車場の高さ制限もクリアできるサイズ感が魅力といえます。
外観にはポップなブルーがあしらわれ、フロントは純正の良さを活かしたデザインに。
荷台部分にはクラシカルなキャビンが装着され、ルーフ部分にはポップアップ式のキャンピングシェルが取り付けられています。
ポップアップルーフを展開すると室内高は183cmとなり、室内でも背を縮めることなく快適に過ごすことができます。
車内には分割型のソファや、バンク&ダイネットベッドも備わり、バンクベッドの全長は1900mm、伸縮時には800mmにまで縮まります。
リビング部分を活用したダイネットベッドの全長は1800mm×全幅1380mmと、広々とした空間を確保。乗車定員は4名、就寝定員は大人3名・子ども1名の計4名です。
ほかにも、シンクセット、給/排水タンク(各16L)、遮光カーテン、サブバッテリー(105Ah×1)、LED照明(2か所)、ガラススライドウィンドウ、走行充電&外部電源取入口、ソファー下収納庫扉も標準装備しています。
ミニポップビー カスタムパッケージの車両本体価格(消費税込)は410万6300円からです。
※ ※ ※
ミニポップビー カスタムパッケージの反響について、前出の担当者は以下のように話します。
「お客さまからはさまざまな反響をいただきますね。
今までいただいたお声としては、『ポップアップの作業も簡単で使いやすい』『バンクベッドは広いのに、ダイネットベッドへの圧迫感もそれほどない』『ベッド展開が簡単』『アオリを使ったカウンターのオプションのアイディアが良い』といった反応をいただきました」
実際に横浜キャンピングカーショー会場のMYSミスティックブースでは、夫婦や家族連れのユーザーが車両を囲んでチェックする様子や、担当者に熱心に話を聞くユーザーの姿も見られるなど、賑わいをみせていました。
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