愛車も自分の時間も、家族とのだんらんも。すべてを大切にする者が辿り着いた理想のガレージハウス。
広々としたガレージ空間にマツダ「RX-7」と「RX-8」、2台の愛車が鎮座する。車間にゆとりがあり、どこに何があるかすぐにわかる壁付けのオープンな収納棚により、整備作業もスムーズに進む。「愛車を自宅ガレージでいじりたい」「クルマを眺めながらリビングでくつろぎたい」。そんな誰もが抱く憧れを、美しく、そして機能的に叶えたガレージハウスが、T邸である。
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新しい住まいづくりのきっかけは、少し年式が進んできた愛車を、落ち着いた環境でしっかりとメンテナンスしたいと考えたこと。そして、友人がちょうどガレージハウスを計画中で、それに刺激を受けたこと。その友人に「ザウス」を紹介してもらったTさんは、同社の豊富なガレージハウスに関する経験と、プロの視点で手厚くサポートしてもらえる点に魅力を感じ、住まいづくりのパートナーに選択。数多いる建築家の中から、田中一郎さんの作品と人柄に惹かれ、理想のガレージハウス実現に向けての二人三脚が始まったのだった。
【写真14枚】家族と愛車、そして笑顔。大切なものがいつもそばにいる喜び。
コンセプトは、"ガレージとリビングがつながり、ガレージで過ごしていても家族を感じられる住まい"とのこと。リビングでくつろぎながら愛車を眺めたい、という方は多いが、ガレージで自分が楽しんでいるときも家族を感じたいという人はあまり聞かない。まさにTさんの家族愛があふれる、素敵なコンセプトである。
家族が集うリビングに隣接させたガレージとは、天井面まである大きなガラスで隔てることで、Tさんの第一の希望を叶えることに。そして吹き抜けを採用し、2階からやわらかな自然光が降り注ぐ効果を得ることで、心落ち着く空間の演出に成功している。招いたゲストからは、「ホテルやカフェのよう」と大好評だそうだ。
リビングからガラス越しに愛車を眺める。ガラス中央部の壁には天然石を張り、ラグジュアリーさを演出した。生活感が出ないよう、エアコンなども目隠しして設置している。 バルコニー(バスコート)を囲むように居室を配することで、明るく開放的な住まいを実現。一部の壁や床にナチュラルカラーを用いることで、自然に包まれたような心地よさを醸し出している。
家族を想うアイデアを込めたプライベート空間。
寝室や子ども部屋といったプライベートスペースは、2階に集約した。この2階にも、家族思いのTさんのこだわりが散りばめられている。たとえば寝室は、非日常を味わえるようホテルライクな空間を意識し、床はタイルカーペットとした。
また、吹き抜けを利用し、寝室からリビングの様子が見られる内窓も設置している。子ども部屋は、開放的かつ陽当たりを意識して窓を大きめ、多めに。外遊びもしやすいように、バルコニーに隣接させている。さらに子ども部屋へのアクセス通路は、両側がガラスでバルコニーに接していることから、まるで水族館のトンネルのような楽しい雰囲気が味わえる。
パブリックとプライベートを1階と2階でセパレートする設計は珍しくはないが、ここにもTさんの一つの想いが込められている。それは、クルマ好き仲間たちとのオフ会を開くこと。整備やクルマ談義だけでなく、お泊まりを含めた交流を楽しみたい。だからゲストも家族も気兼ねなく過ごせるように、上下階で暮らしを分けたのである。家族が2階に上がったあとも、静かにグラスを傾けながら仲間とガレージを眺めるひととき。まさに贅沢極まりない、最高の時間といえるだろう。
設計・デザインを担当した田中さんについて、Tさんは「とにかく気さくで相談しやすく、意見も遠慮なく言える方。アイデアが豊富で、感覚的な意見に対してもこちらの意図を汲み取り、カタチにしてくれたので、すごく信頼できた」と語る。
完成後の住まい心地は? という問いに対し、当然のごとく「大満足」との言葉が返ってきた。「常に愛車が眺められて最高! この喜びを自分だけのものにせず。仲間を招いて一緒に楽しんでいきたい」と頷くTさんは、これから訪れる新しい日々が待ち遠しくて仕方がない様子であった。
◆Planning Data
所在地:兵庫県
構造・規模:木造・地上2階建て
敷地面積:171.6平米(約51.9坪)
建築面積:96.4平米(約29.1坪)
延床面積:150.5平米(約45.5坪)
ガレージ面積:37.7平米(約11.4坪)
設計:田中一郎
施工:株式会社ビリーブ
撮影:寺下純哉、一部ザウス提供
◆Comment from an Architect:田中一郎建築事務所 田中一郎さん
ご夫婦ともにクルマが大好きで、いつも愛車を感じていたいとのご要望があったことから、玄関、ホール、そしてリビングへと移動する間も、クルマの側面やテールが眺められるように設計しました。ゲストを招くと、みんなとても驚いてくれるとおっしゃっていて、満足していただけたと感じています。
リビングは吹き抜けにしたことで光や風が流れ込むので、すごく心地いい空間になったと思います。バルコニーの窓からは周辺の緑が眺められるように計画するなど、心やすらぐ工夫もそこかしこに施しています。
◆Comment from a Producer:ザウス株式会社 原田さん
大切な愛車2台を格納できるガレージと、車通りの多い国道沿いという立地のため、プライバシーとセキュリティを確保したい。さらには外からは閉ざしつつも明るく開放的な家にしたい、というご希望をいただきました。
大まかな要望・コンセプトと、細かい日々の生活の使い勝手以外は、概ね建築家にお任せをすることで、この立地ならではのオンリーワンな家となりました。仕様と仕上げを決める際に建築主と建築家の意見の相違もありましたが、それまでの信頼関係によって最終的には「プロに任せる」という判断をしていただいたことが、良い家となった大きなポイントだと感じています。
◆資料請求
『ガレージのある家 Vol.9』から毎号、ガレージハウスを紹介してきた「ザウス」。そのすべてが外観デザイン、間取りが違うオリジナルで、100棟を超えるガレージハウスを手掛けている。本誌やバックナンバーを見る以外に、いまなら資料請求で『ガレージハウスブック』(ページ総数132p、65邸掲載)が無料でもらえる。
ビルトインで4台・リフト・掘り込みピット・バイク専用・趣味室併設など、さまざまなガレージハウスを手元でじっくりと見ることができる。気になったらザウスのウェブサイトから資料を請求してみよう。
お問い合わせ・お申し込み先: https://www.zaus-co.com/case/garage
関東エリア 0120-054-354 関西エリア 0120-360-354
『GarageLife Vol.98』掲載
グレーの落ち着いた色合いが個性的であり、高級感も漂わせている。インナーガレージのほかにも駐車スペースが確保されているので、クルマ好きの友人たちも気兼ねなく招待することができる。 「今後はツールボードを作成し、整備環境をさらに充実していきたい」とTさん。ガレージハウスを検討する方には、ライフステージの変化を意識してプランニングしてみては? とのアドバイスがいただけた。
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