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ヴァジラーニ ハイパーカー「シャル」公開 写真15枚 グッドウッド

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ヴァジラーニ ハイパーカー「シャル」公開 写真15枚 グッドウッド

もくじ

ー タービン・エレクトリック・パワートレイン採用
ー カーボンファイバー多用 バッテリーも小型化
ー ミシュラン/フォース・インディアが協力

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タービン・エレクトリック・パワートレインを採用

インドの新興自動車メーカー、ヴァジラーニ・オートモーティブは「シャル」というハイパーカーを発表した。環境に優しいタービン・エレクトリック・パワートレインを搭載している。

ジャガー・ランドローバーやロールスロイスでの勤務経験もあるチーフデザイナーのチャンキー・ヴァジラーニは、グッドウッドでの発表を前にAUTOCARのインタビューに応えた。彼はこのクルマに今までのEVにはない官能性をあたえたという。これは彼自身が「真のカーキチ」だからだという。

このタービン・エレクトリック・パワートレインにより、航続距離にとらわれることなく強大なトルクとパワーを実現している。ヴァジラーニは、「タービンの開発において英国の企業と協力しました」と語っており、ドライバーは「通常のガソリンを使用」することができるという。

4つの電動モーターがそれぞれのホイールに搭載されており、完全に独立したトルクベクタリング機能を持つ。モーターは1速のギアボックスに接続されている。非常に幅広い回転域で「ドライバーが使いきれないほどの」パワーを発生するため、2速目は不要であったとか。

カーボンファイバー多用 バッテリーも小型化

シャルはカーボンファイバー製タブのシャシーを使用しているほか、ボディにもカーボンファイバーが多用されている。さらにエクステリアは空気抵抗を最低限にするようデザインされた。ヴァジラーニによれば、タービンを使用することによりバッテリーを比較的小型にすることができたという。

「われわれのバッテリーパックはわずか300kgしかありません」と彼はいう。「バッテリーは乗員のすぐ後ろとセンタートンネル内に搭載されています。したがって、重量配分にも優れているのです」

技術的な詳細は現段階では明らかになっていない。これはいくつかの部分についてはまだ決定されていないことによるものだ。しかし、ヴァジラーニは「0-100km/hの加速タイムでの競争には興味がありません」という。彼らは「ハンドリングに注力」しており、スポーツカーのレスポンスとブレンボ製の強力なブレーキが売りだ。

ミシュラン/フォース・インディアが協力

ミシュランがこのクルマの開発に協力していることから、本コンセプトカーはミシュランのスタンドに展示されていた。ヴァジラーニのプロジェクトはF1のフォース・インディアのサポートも受けており、今年中にプロトタイプのテストを行う予定だ。

「われわれは若く身軽な会社です。最新技術を満載したクルマを6カ月程度でまとめあげることもできるのです。これは他のメーカーよりもはるかに速いです」

ヴァジラーニ・オートモーティブはインドに本拠を置き、カリフォルニアにデザインスタジオを持っている。シャルはインド初のハイパーカーだ。ヴァジラーニは「われわれはインドの誇りとなりたいと思っています。ただし、生産する場所は他のところになるでしょう」と語った。

生産拠点の場所についてはまだ決まっていないが、カリフォルニアが有力だという。「電動車の世界の中心であり、われわれのコネもあります」そしてカリフォルニアで「われわれの製品を販売することもできるでしょう」とインタビューを締めくくった。

なお、AUTOCAR JAPAN上でご覧の方は、「すべての画像をみる」ボタンから、外部メディアの方は、記事下のリンク「『ヴァジラーニ ハイパーカー「シャル」公開』すべての画像をみる」から、ほかの画像をお楽しみいただける。

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