現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 発表前に完売!? ランボルギーニ初のHV「シアン」登場! 「閃光・稲妻」の名がついたスーパースポーツ

ここから本文です

発表前に完売!? ランボルギーニ初のHV「シアン」登場! 「閃光・稲妻」の名がついたスーパースポーツ

掲載 更新
発表前に完売!? ランボルギーニ初のHV「シアン」登場! 「閃光・稲妻」の名がついたスーパースポーツ

■ランボルギーニ初となるハイブリッドモデル「シアン」はV12エンジンを背負って登場

 かねてから噂されていたランボルギーニのハイブリッドモデル「シアン」がついにその姿を現しました。カウンタックを彷彿とさせるデザインエッセンスが散りばめられたシアンは、2019年9月12日から開催されるフランクフルトモーターショーで正式発表されます。

桁が違う… 5007馬力の12000ccエンジン搭載 ドバイ製スーパーカー登場

 ランボルギーニ初となるハイブリッドモデル「シアン」がついに63台限定のフューオフモデルとして登場しました。すでに内覧会は終了しており、63台のオーナーは決まっています。

 ランボルギーニの車名は、闘牛に関するネーミングとなることが多いのですが、シアンは、ボロネーゼ地方の言葉で「閃光または稲妻」という意味から名付けられました。

 63台すべてが、ビスポーク部門であるアドペルソナムによって、カスタマーのオーダー通りにパーソナライゼーションされることが決まっています。ちなみに、「63」という数字は、創設者フェルッチオがランボルギーニに創業した1963年に由来しています。

 以前よりランボルギーニは「V12エンジンこそがランボルギーニのアイデンティティ」とアナウンスしている通り、シアンに搭載されたエンジンはV12エンジンでした。

 エンジンとモーター双方の出力をあわせた最高出力は819馬力で、これはランボルギーニの市販モデル史上最高となります。

 出力の内訳は、エンジンがアヴェンタドールSVJに搭載されいてるV12からさらに15馬力アップレートした785馬力に、48Vモーターが発揮する34馬力となります。

 シアンは、スーパーキャパシタ・ユニットを搭載しているにも関わらず、歴代V12モデルのなかでもっとも優れたパワーウェイトレシオ値を誇っています。

 従来ハイブリッドモデルといえばリチウムイオンバッテリーを使用しますが、ハイパフォーマンスモデルのメーカーであるランボルギーニは、リチウムイオンバッテリーによる重量増を嫌い、世界で初めてスーパーキャパシタを採用しました。

 スーパーキャパシタを採用することで、同じ重量のバッテリーよりも3倍強力となり、同じ電力を出力するバッテリーの1/3の重量ですむことができました。

 このスーパーキャパシタとモーターを含むシステムは、わずか34kgです。

 気になる重量配分ですが、スーパーキャパシタはコクピットとエンジンの間の隔壁に配置することで、ベストな重量バランスを実現しています。

 シアンにはランボルギーニが開発した非常に高性能な回生ブレーキシステムが搭載されています。

 ブレーキをかけるたびにスーパーキャパシタには即座に蓄電され、130km/h以下で走行中にドライバーがいつでもパワーブーストとして利用することができます。

 スーパーキャパシタがリチウムイオンバッテリーに比べ容量では劣るものの、充放電の速度が格段に速いという特性をもっているからこそできた技術です。

 こうしたV12エンジンとハイブリッドシステムの組み合わせにより、シアンはランボルギーニ歴代市販モデルで最速のクルマとなりました。ちなみに0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は350km/h以上です。

 これまでの最速モデルといわれていたアヴェンタドールSVJと比べると、30-60km/h加速で0.2秒、70-120km/h加速で1.2秒も短縮しています。

 シアンのデザインは、空力性能を追求し、ランボルギーニの新時代を告げる革新的デザインとなっています。

 ムルシエラゴベースで作られたフューオフモデルのレヴェントンが、次世代のアヴェンタドールのデザインスタディの役割を担ったように、シアンは次期フラッグシップのデザインを予言しているのかもしれません。

 シアンのデザインは、フロントフードのラインや片側3連の六角形のテールライト、ルーフ上に設けられたペリスコープ・トンネルなど、カウンタックから多大の影響を受けています。

 特徴的なY字型のヘッドライトは、2017年にEVスーパーカーのコンセプトモデルとして発表したテルツォ・ミッレニオで採用された技術が用いられています。

 リアウイングは、通常はプロファイル内に収まっており、パフォーマンスを向上させるときにせり出してくる仕組みです。

 アウトモビリ・ランボルギーニのCEOであるステファノ・ドメニカリは次のようにいっています。

「シアンはランボルギーニの電動化への最初のステップとなり、また次世代のV12エンジンの開発を促すモデルとなります」

 エンジンのダウンサイジングが進んでいるなか、ランボルギーニの次期フラッグシップモデルに搭載されるエンジンがV12である可能性はまだ残されています。

こんな記事も読まれています

トヨタ新型「和製スーパーカー」まもなく登場に期待の声! 爆速「V型10気筒エンジン」搭載もある「超ロングノーズ」がスゴイ! 開発進む「GR最強モデル」に反響殺到!
トヨタ新型「和製スーパーカー」まもなく登場に期待の声! 爆速「V型10気筒エンジン」搭載もある「超ロングノーズ」がスゴイ! 開発進む「GR最強モデル」に反響殺到!
くるまのニュース
メルセデスベンツ、アップルウォッチで車両情報を確認可能に
メルセデスベンツ、アップルウォッチで車両情報を確認可能に
レスポンス
製造期間わずか[10カ月]!? 初代[シビック]のスポーツモデルである[シビック1200RS]が想像以上にヤバい
製造期間わずか[10カ月]!? 初代[シビック]のスポーツモデルである[シビック1200RS]が想像以上にヤバい
ベストカーWeb
同乗者が12歳未満だらけなら7人乗りミニバンに10人乗れるってマジ!? 安全面で問題のある道交法の「乗車定員」の考え方は見直すべきだろ!
同乗者が12歳未満だらけなら7人乗りミニバンに10人乗れるってマジ!? 安全面で問題のある道交法の「乗車定員」の考え方は見直すべきだろ!
WEB CARTOP
トランプ再選で「台湾軽視」加速? 日本企業3000社以上進出、有事リスクをどう捉えるべきか
トランプ再選で「台湾軽視」加速? 日本企業3000社以上進出、有事リスクをどう捉えるべきか
Merkmal
「すごい横転事故…」 首都高羽田線が一時「通行止め!」 東品川の“合流部”で「衝突事故」発生 「完全ストップ」で2車線ふさぐ… 湾岸線や海岸通りも大混雑に
「すごい横転事故…」 首都高羽田線が一時「通行止め!」 東品川の“合流部”で「衝突事故」発生 「完全ストップ」で2車線ふさぐ… 湾岸線や海岸通りも大混雑に
くるまのニュース
ソニー・ホンダの次世代EV『AFEELA』にZoom導入、車内会議が可能に
ソニー・ホンダの次世代EV『AFEELA』にZoom導入、車内会議が可能に
レスポンス
トヨタ、WRCマニュファクチャラー選手権4連覇。エバンス今季初優勝、全3台がラリージャパンの上位占める
トヨタ、WRCマニュファクチャラー選手権4連覇。エバンス今季初優勝、全3台がラリージャパンの上位占める
AUTOSPORT web
レッドブル&HRC密着:バトルよりタイヤ温存を優先。ノリスの前でフィニッシュするための戦略を遂行したフェルスタッペン
レッドブル&HRC密着:バトルよりタイヤ温存を優先。ノリスの前でフィニッシュするための戦略を遂行したフェルスタッペン
AUTOSPORT web
マーベリック・ビニャーレスの最新レプリカモデル「RX-7X マーベリックオークリー」がアライヘルメットから登場!
マーベリック・ビニャーレスの最新レプリカモデル「RX-7X マーベリックオークリー」がアライヘルメットから登場!
バイクブロス
ガッチリ固定・ワイヤレス充電「スマートフォンホルダー +e」がデイトナから発売!
ガッチリ固定・ワイヤレス充電「スマートフォンホルダー +e」がデイトナから発売!
バイクブロス
ワゴン専用になったVW『パサート』、524万8000円で日本発売 PHEVはEV航続142kmに
ワゴン専用になったVW『パサート』、524万8000円で日本発売 PHEVはEV航続142kmに
レスポンス
「“新型”スカイライン」登場はいつ!? 北米では「次期型」を示唆! 67年・13世代続いた「老舗ブランド」の刷新で「ニッサン復活」を目指せ!
「“新型”スカイライン」登場はいつ!? 北米では「次期型」を示唆! 67年・13世代続いた「老舗ブランド」の刷新で「ニッサン復活」を目指せ!
くるまのニュース
シンプルなデザインが光る新製品「RAPIDE-NEO 46works/ラパイド・ネオ 46ワークス」がアライヘルメットから12月下旬発売!
シンプルなデザインが光る新製品「RAPIDE-NEO 46works/ラパイド・ネオ 46ワークス」がアライヘルメットから12月下旬発売!
バイクブロス
「大人レゴ」にマンセルのウィリアムズF1マシン登場、価格は1万2480円
「大人レゴ」にマンセルのウィリアムズF1マシン登場、価格は1万2480円
レスポンス
[NAでFR]のロードスターと[ターボでFF]のスイフトスポーツを比べてみた
[NAでFR]のロードスターと[ターボでFF]のスイフトスポーツを比べてみた
ベストカーWeb
ペレス「マックスのすごさを実感した一年。ベストのマシンがないときでも卓越した仕事をし、チームの推進力となった」
ペレス「マックスのすごさを実感した一年。ベストのマシンがないときでも卓越した仕事をし、チームの推進力となった」
AUTOSPORT web
いすゞの「“4人乗り”和製スーパーカー」! 4.2リッター「V8」×MTの「MRマシン」に反響多数! 超カッコイイ「4200R」が「欲しい」「憧れる」と話題に
いすゞの「“4人乗り”和製スーパーカー」! 4.2リッター「V8」×MTの「MRマシン」に反響多数! 超カッコイイ「4200R」が「欲しい」「憧れる」と話題に
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

24000.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
シアンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

24000.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村