この記事をまとめると
■「DSオートモービル」のフラッグシップSUV「DS7」が新型になった
戦闘機みたいな見た目のバカッ速のニューマシン「Gen3」を投入! フォーミュラEシーズン9は見る価値大のレースになった
■新機能を備えた最新のLEDヘッドライトユニットを採用している
■ブランド初の音声とジェスチャーで操作可能なパーソナルアシスタントを採用した
DSのフラッグシップがお色直し
フランスといえば、日本ではなんとなく「オシャレ」だったり「エレガント」だったりと、「美」に対するイメージが先行しがちな人も多いのではないだろうか。
そんなフランスはマニアからは「イタフラ(イタリア・フランスの略)」と呼ばれるほど、個性的なクルマがひしめき合っている国で、根強い人気がある。日本でお馴染みのメーカーで言えば「プジョー」「ルノー」「シトロエン」「アルピーヌ」なんてのがその筆頭だろう。
そのフランスにはもう1社忘れてはならないブランドがある。それが「DSオートモービル(以下DS)」だ。もともとは2009年にシトロエンの高級ブランドとして発足し、2015年に独立しためーかーとなったという経緯がある、比較的新しいブランドだ。
特徴に少し触れると、DSはフランス車らしいオシャレかつプレミアムな質感やデザインを全面に押し出したクルマ作りに定評があり、日本でも年々ファンを増やしている注目のブランドで、存在感も年をおうごとに大きくなっている。
そんなDSから販売されているフラッグシップの「DS7」はフランス大統領も御用達のプレミアムモデルだ。今回はこのDS7が新型となったのでその詳細をお伝えしよう。
まずエクステリアでは、新意匠となるヘッドライトやフロントグリル、フロントバンパーを採用。今回の新型ではよりスリムな形状のヘッドライトとなっているのが特徴だ。このユニットには、ハイビーム用「ピクセルLEDモジュール」を導入し、左右に84個ずつLEDを備えている。これは「DSピクセルLEDビジョン3.0」といった新システムで、より緻密な配光を実現している。
なお、このユニットは、対向車や先行車など周囲車両の乗員の眩しさを低減しつつ、照射距離や照射範囲を拡大するという仕組みとなっている。また、さらに、車速やワイパーの作動状況に応じて配光パターンを最適化するという最先端の機能も備えているのだ。
フロントデザインは、ダイヤモンドをモチーフとした大小のパーツを使った新しいフロントグリルとなっている。そしてグリルの両脇には、片側に4本ずつ、垂直方向のライトシグネチャーを備えた「DSライトヴェール」を新たに採用。ひと目でDSとわかる光の装飾美を演出している。さらに、ヘッドライトとフロントグリル下部には高輝度タイプのガーニッシュ「DSダブルウイング」を備え、個性的な表情を演出している。
上質でオシャレなインテリアはまさにフランス車の佇まい
インテリアは、DSならではの演出が満載だ。
まず、乗員が触れるダッシュボードやドアトリムには、上質なナッパレザーを採用。そこにさらに高品質なドレスの造形などに用いられるドレープ処理を施すことで美しさを演出。シートには一枚革を贅沢に用いたウォッチストラップデザインを採用し、上質なレザーの風合いに包まれたプレミアムな空間を実現。エレガントなエクステリアに相応しい車内空間を実現している。
車内のエンターテイメントに欠かせないセンターディスプレイのサイズは8インチから12インチへと拡大し、視認性を向上させているほか、「DS IRISシステム」という新システムも採用した。このシステムは、音声とジェスチャーで制御することが可能なパーソナルアシスタントとなっている。ボイスコントロールは、各メーカーの上位車種には欠かせない装備となりつつあるので、待望の導入と言えよう。これにより、目的地設定やエアコンの温度設定、電話の発着信、天気予報の表示などを声で操作可能だ。プラグインハイブリッド仕様のE-TENSE 4X4モデルでは、燃費履歴や充電設定なども確認できる。なお、立ち上げのキーワードは「OKアイリス」だ。
オーディオシステムの定格出力は、515ワットから690ワットへと向上しているので、いままで以上に余裕のある音響環境を実現している。
パワートレインは1.6リッター直列4気筒直噴ターボエンジンの「PureTech」、および、同エンジンに駆動バッテリー、フロント&リヤモーターが組み合わされたプラグインハイブリッド仕様「E-TENSE 4X4」の2モデル展開。
価格は「PureTech」が689万8000円、 「E-TENSE 4X4」が799万円となる。
フランスのプレミアムブランドのフラッグシップSUVとなる「DS7]は、オシャレや個性を追い求める人に選んで頂きたい1台だ。
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