メルセデスは、F1第18戦シンガポールGPでジョージ・ラッセルが驚くべき優位性を獲得したのは、ファクトリーで行われた素晴らしい仕事のおかげだと評価した。
過去3年間、メルセデスは路面温度が30度を超えるたびに苦戦していた。それは、ドライバーがピレリのタイヤを最適な動作範囲内に保つことができなかったためだ。しかし、その問題に対処するためにこの数カ月間行ってきた作業と、小規模ではあるが重要な空力開発が大きな成果をあげたと、トラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンがナイトレースの後に説明した。
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ベテランエンジニアのショブリンは、シンガポールGPで導入された改良型フロントウイングの重要性については軽く捉えており、「これは、バランスを適切な場所に置くための助けになる小さな調整に過ぎなかった」と述べ、W16の開発を続ける決定について次のように述べた。
「コーナー出口でドライバーがスロットルを使わずにコーナリングを続けられるよう、実際のハンドリングに取り組んできた」
「(新しいフロントウイングのおかげで)マシンは以前よりずっとうまく曲がれるようになったので、間違いなく役立っている」
さらに重要なのは、より高温のコース上でのタイヤマネジメントを支援する作業だという。
「ブレーキドラム内の熱からタイヤを守り、その周りに冷却要素を取り入れる試みも行っている。それも、他のすべてのチームと同様に、我々が少しずつ取り組んできた作業だ。そして、その領域で有益な成果が得られていることを期待している」
予選とレースの両方でW16が示したペースを考えれば、ショブリンが認めたように、メルセデスがようやく前へ進む道を見つけたのは明らかだ。
「このマシン開発の間に、ここのファクトリーで行われてきた作業の一部が効果を発揮しているとわかるのはうれしいことだ」
「太陽が照りつけて非常に暑いとき、あるいはトラクションが高いサーキットに来たときに、我々が競争力を発揮し始めるという進歩的な傾向が見られることを期待している」
しかしながら、よい週末になるたびにチームの期待は高まるものの、次の週末にはそれが打ち砕かれるというネガティブな経験から、ショブリンは今年の残り6レースでチームが何を達成できるかということについて、かなり慎重な見方をしている。
「(チームは)期待をコントロールしようとしている。我々が得意とするサーキット、特に今年勝ったモントリオールやシンガポールといったレースを見ると、どれも比較的低速のコースだ。このマシンが低速コーナー領域でうまく機能していることは疑いようがなく、グリップは非常によいと思われる。ドライバーたちは広いブレーキングゾーンでとても大きな自信を持っている」
「これらのコースでは高速コーナリングの要素があまりない。おそらくそこが少し苦戦した部分かもしれない。我々はまだそのことに取り組んでいる最中で、セットアップについてあらゆる細部を模索しているところだが、それらは間違いなくこれから実現する」
「オースティンのようなコースを見れば、セクター1が非常に高速なので、そのエリアでパフォーマンスを発揮できるようにする必要がある」
[オートスポーツweb 2025年10月12日]
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