■スーパーカー消しゴム、どこいった?
50歳代前後の男性(と一部女性)にとって、スーパーカーブームは懐かしい想い出のひとつだろう。その双璧はランボルギーニ カウンタックとフェラーリ365GT4BBといっても過言ではない。カウンタックが最高速度300km/hとうたえばBBは302km/hとわずかに上回る数値を発表。子どもたちもカウンタック派とBB派に分かれ喧々諤々、それぞれのスペックをそらんじ合いながら口角泡を飛ばしあったものだ。
ほかならぬ筆者もまさにその一人。朝学校に行くと、まず筆箱から“スーパーカー消しゴム”と“BOXY”のボールペンを取り出し、机の上にコースを設定。仲のよかった友人たちといかに早くコースをクリアできるかを競い合っていた。単に直線だけであればボールペンのノックボタンに備わるスプリングを強くすればいいのだが、コーナーなども設けていたため、単に強くするだけではなく、スーパーカー消しゴムとノックボタンとの距離、またスーパーカー消しゴムのどこにノックボタンを当てるかなどのテクニックも必要だった。
スーパーカーブームが下火となった後、いつの間にかスーパーカー消しゴムも忘れられ、机の奥の方にしまい込まれてしまった。しかし、近年ヒストリックカーイベントのフリマなどで、意外にも多くの人が懐かし気に手に取ったり、購入したりする姿を見かけるようになった。
つまり、スーパーカーブームを過ごした子供たちが大人になり、生活に余裕が出た今、再びスーパーカーに興味を持ち始めたともいえる。
■「超精巧スーパーカー消しゴム」が発売された!
そんななか、GGF-Tが、ランボルギーニ社のオフィシャル・マーチャンダイズ・プロダクトとして 5 車種の“あそぼうぐシリーズ”「超精密スーパーカー消しゴム」の発売を開始した。ランボルギーニ・イオタ、ミウラP400SV、カウンタックLP400S、カウンタック 25th アニバーサリー、ウラッコP250Sの5車種がラインナップされ、4 色のバリエーションが用意されている。1/100 相当のスケールで、下部には取り外し式の台座が装着され、ゲームとして楽しむための“すべり”を良好なものにしている。台座はマグネット付きで、垂直面にも固定可能だ。現時点では 4 個ワンセットのボックス(ディスプレイ用スペックシート付)及びイオタ単独のボックスのパッケージも用意され、今後は、カプセル封入タイプなど販路にあったタイプのパッケージ発売も予定されているという。
■先行ウエブ通販を受付中!
GGF-T では実車や現存する資料などをベースに、当商品のための新たな 3D モデリングを行った。世界最高峰のクオリティを誇るといわれる国産消しゴムメーカー、イワコーに製造を依頼し、完成度の高い造形を実現。価格は1個あたり約 800 円(税別)で、現時点では GGF-T オフィシャルサイトにて先行ウェブ通販を受け付けており、追って一般小売店での販売が予定されている。
http://www.ggf-t.jp/supercar-eracer/
スーパーカーブーム当時、スーパーカー消しゴムがいくらだったのか忘れてしまったが、1個800円であればついつい買ってしまそうだ。しかし、1個で済むかどうか自信はないのだが。
〈文=内田俊一〉
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みんなのコメント
たぶん実家にまだ有ると思う。