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ランボルギーニ育成の根本悠生、2022年はGTWCヨーロッパとイタリアGTのエンデュランスカップに参戦

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ランボルギーニ育成の根本悠生、2022年はGTWCヨーロッパとイタリアGTのエンデュランスカップに参戦

 ヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)は2月23日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSのエンデュランスカップ並びに、イタリアGT・エンデュランスカップに参戦するドライバーラインアップを発表した。そのなかで、ランボルギーニが展開する若手ドライバー育成プロジェクト『ランボルギーニ GT3 ジュニア・プログラム』のメンバーである根本悠生が両シリーズに参戦することが明らかになった。

 1995年の国際F3000選手権チャンピオンのヴィンツェンツォ・ソスピリが率いるVSRは、2015年より一貫してランボルギーニでGTレースに参戦するイタリアのレーシングチームだ。

「刺激だらけ」の環境で未来を開拓中。ランボルギーニ育成の根本悠生が語る『ファクトリードライバー』への野望と課題

 ランボルギーニのサポートチームとして活動する同チームは、2022年シーズンのファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSのエンデュランスカップ、並びにイタリアGT・エンデュランスカップにそれぞれ2台のランボルギーニ・ウラカン GT3 Evoを走らせる。

 GTWCヨーロッパ・エンデュランスカップでは、ミハエル・ドルベッカー/バプティスト・ムーラン/マーカス・パヴェルド組が163号車を、そしてミケーレ・ベレッタ/根本悠生/ベンジャミン・ハイツ組が563号車のステアリングを握る。6名とも『ランボルギーニ GT3 ジュニア・プログラム』のメンバーだ。

 なお、同じく2台体制で挑むイタリアGT・エンデュランスカップではベレッタ/根本/ハイツが19号車、そしてアンドレア・コーラ/カロル・バッシュ/マッティア・ミケロット組が63号車のステアリングを握る。また、同チームはミシュラン・ル・マン・カップにも参戦を計画しており、こちらは濱口弘とジャコモ・アルトーエがコンビを組む予定だ。

 監督兼チームオーナーのヴィンツェンツォ・ソスピリは「ジョルジオ(・サンナ)やランボルギーニ・スクアドラ・コルセとのパートナーシップを継続できることを嬉しく思う。我々は今年もランボルギーニ・GT3・ジュニア・プログラムのためのドライバー育成に力を注ぎ、3つのチャンピオンシップすべてで高い競争力を発揮できるよう尽力する」とコメント。

 また、ランボルギーニのモータースポーツ部門スクアドラ・コルセの責任者ジョルジオ・サンナは「ランボルギーニ・スクアドラ・コルセは、VSRと同じ目標とビジョンを持っている。それは、若手ドライバーを育成し、プロフェッショナルなキャリアへと導くことだ」

「大きな成功を収めた2021年シーズンに続き、2022年もヴィンツェンツォと彼のチームをサポートできることを嬉しく思う。経験豊富なドライバーとルーキードライバーというラインナップで、新たな挑戦に挑む」とコメントしている。

 GTWCヨーロッパとイタリアGTのふたつの耐久シリーズに参戦することになった根本悠生は、東京都出身の25歳。日本のFIA-F4選手権参戦を経て、2016年よりヨーロッパを拠点にGTレースに挑戦している。

 2020年にはイタリアGTのスプリント・カップでシリーズチャンピオンに輝くと、2021年にはアジアン・ル・マン・シリーズ、インターナショナルGTオープンにフル参戦し、トタルエナジーズ・スパ24時間レースへもスポットを果たした。

「2022年シーズンは長年夢見てきたファナテック・GTワールドチャレンジ・エンデュランスカップと、2020年に欧州で初のチャンピオンを獲得したイタリアGTのエンデュランスカップというふたつの耐久シリーズへ参戦させて頂きます」と根本はコメント。

「ふたつの選手権への参戦が実現したのは、僕を信じ、挑戦を続けさせて下さるランボルギーニ・スクアドラ・コルセ、VSR、そしてスポンサーの皆さま、ファンの皆さまのご支援、ご声援のおかげです。いつも沢山の応援を本当にありがとうございます」

「2016年に初めて欧州のレースへ参戦して以来、7年目にしてようやく欧州GTレースの最高峰シリーズへの参戦が実現したことを、非常に嬉しく思います。2022年シーズンは例年以上に熾烈な戦いになると言われているシルバークラスへの参戦ということで、これまで学んできた経験を活かしチーム一丸となって全力で戦います」

「またイタリアGTも強力なラインアップで戦います。エンデュランスシリーズへは2020年にもスポット参戦し、表彰台も獲得するなど、個人的にも馴染みのある選手権です。チーム、そしてランボルギーニのお膝元であるイタリアで、スプリントカップに続きエンデュランスカップでもチャンピオンを獲得し、ファクトリードライバーという夢に大きく前進できるよう頑張ります。皆様、引き続き根本悠生への応援を何卒宜しくお願い申し上げます」

 これまではスプリントレースを中心にヨーロッパでのキャリアを積み重ねてきた根本悠生。2022年はランボルギーニのファクトリードライバーという目標へ向け、耐久レースでの経験を重ねることになる。

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