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シトロエンC3エアクロスSUVがマイナーチェンジ。内外装デザインを刷新してフレンチSUVとしての個性にいっそうの磨きをかける

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シトロエンC3エアクロスSUVがマイナーチェンジ。内外装デザインを刷新してフレンチSUVとしての個性にいっそうの磨きをかける

シトロエンがコンパクトSUVのC3エアクロスSUVを商品改良。新デザインコードを採用したフロントフェイスの導入やアドバンストコンフォートシートの新設定、収納スペースの強化などを実施

 グループPSAジャパンは2021年11月25日、シトロエンの人気コンパクトSUVのC3エアクロスSUVを商品改良し、同日より発売した。

オーストラリア発のサーフブランドとコラボレートしたシトロエン・ベルランゴの特別仕様車が発売

車種展開は以下の通り。
C3エアクロスSUV シャイン:293万5000円
C3エアクロスSUV シャイン・パッケージ:318万円

 今回の改良は、内外装デザインの刷新や新ボディカラーの設定、機能装備の拡充、収納スペースの強化などを図り、コンパクトSUVとしての訴求力をいっそう高めたことが特徴である。なお、グレード展開はシャイン(SHINE)に統一し、標準仕様とパッケージオプション付き(電動メッシュサンシェード付パノラミックサンルーフ/HiFiスピーカー、ヒルディセントコントロール付グリップコントロール、17インチアロイホイール+215/50R17タイヤ/スノーフレークマーク付マッド&スノータイヤ)をラインアップした。

 まず外装では、フロントフェイスのデザインを一新したことがトピック。2016年開催のパリ・モーターショーでワールドプレミアを飾ったコンセプトカー「CXPERIENCE(Cエクスペリエンス)」にインスパイアされ、本年1月より日本での販売を開始した改良版C3で初めて導入された新デザインコードのフェイスは、サイドにV字状に伸びるクロームのラインの上が新造形のLEDデイタイムライトへ、下が新造形のLEDヘッドライトへとつながり、またグリルは内部ルーバーの縦方向のラインを強調した意匠に変更することで、よりボンネットの存在感を高めてSUVらしいタフネスさを表現。さらに、フロントバンパー下部のスキッドプレートをイメージしたバンパーは従来より直線的な造形となり、モダンでよりSUV的な表情を創出した。一方でサイド部は、ウィンドウ部のブラックとバイトーンルーフの組み合わせによって、ボディの高さを感じさせない躍動感を演出。足もとには新デザインのアロイホイール(シャインは16インチ、シャイン・パッケージは17インチ)を装着する。そしてリアセクションは、クオーター部のベネチアンブラインド風の装飾を新デザインに変更したほか、視認性の向上を果たすとともに走り去る印象を鮮烈に残す3Dタイプの新コンビネーションランプを組み込み、シックかつ存在感あふれる後ろ姿を具現化した。

 ボディカラーについては、グリーンがかったシックなカーキグレー、彩度の高いボルタイックブルーとルージュペッパーを新規にラインアップ。継続カラーのグリプラチナムとブランバンキーズを含めて全5色の展開とする。また、ルーフカラーはノアールペルラネラとブランオパールを(ノアールペルラネラはブランバンキーズ/グリプラチナム/ルージュペッパーに、ブランオパールはカーキグレー/ボルタイックブルーに設定)、ドアミラーおよびフロントスキッドプレート部、リアクォーターパネルステッカーのアクセントカラーのカラーパックはブラックとホワイト(ブラックはブランバンキーズ/グリプラチナム/ルージュペッパーに、ホワイトはカーキグレー/ボルタイックブルーに設定)を用意。ブラックのカラーパックのリアクォーターガラスに配したストライプ模様は、外側から見ると鏡面仕上げで、室内からはほぼクリアな視界が得られる特別なコーティングを施した。

 内包するインテリアは、シトロエン・アドバンスト・コンフォート・プログラムを導入して、心地よさとくつろぎ感をいっそう高めたことが注目ポイントだ。シートにはクラス最高レベルの乗り心地および座り心地を実現した、ファブリック&テップレザー表皮のアドバンストコンフォートシートを新装備。生地裏のフォームのボリュームを従来の2mmから15mmへとアップしたことでふっかりとした柔らかさを実現し、同時に疲労につながる車体からの微震動を効果的に吸収する。ゆったりとしたサイズと高い身体保持能力を確保したことも特徴だ。さらに、前席ショルダー部分にはベージュのアクセントラインとシェブロンを並べた白いアクセントステッチを入れ、モダンでグラフィカルなデザインが視覚的にも心地よいキャビンを演出している。

 コクピットに関しては、ドライビングポジションやスイッチの配置および操作感、パネルの視認性など細部を磨き込み、ドライバーへのストレスを効果的に抑制。装備としては、パーキングブレーキ形状の変更に伴って生まれたスペースに新設した2つのカップホルダー、直感的に操作できる7インチタッチスクリーン、置くだけで充電できるスマートフォンワイヤレスチャージャーなどを新たに設定する。一方でアレンジ面の刷新も図り、シート表皮と同じ杢グレー(霜降りグレー)のファブリックを張ったインストルメントパネルや、Metropolitan Graphite(メトロポリタングラファイト)と称する質感の高いカラーリングなどを採用して、居心地の良さとシックかつモンダな雰囲気を創出した。

 クラスを超えた容量と利便性を確保したラゲッジコンパートメントは、従来モデルを踏襲する。リアシートは6:4分割可倒式で、左右独立のスライドとリクライニング機構も内蔵。また、中央席はセンターアームレストとしても使うことができる。容量面では、5名乗車時で410リットル、後席を前方に最大までスライドさせると520リットル、後席をすべて畳めば1289リットルを確保。ラゲッジ下のフロアボードは2段階の約12cmの高さ調整が可能で、折り畳んだシートバックの高さに合わせれば段差のない使いやすいスペースに切り替わる。さらに、助手席を前に倒せば約2.4mの長尺物の積載が可能だ。

 パワートレインは本年5月に発売したC3エアクロスSUVサーフエディション・バイ・リップカールやC3エアクロスSUV キュイールなどと基本的に共通で、進化版の“PureTech”1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力130ps/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpm)+EAT6(6速AT)を搭載。燃費性能はWLTCモードで16.7km/リットルを成し遂げる。また、シャイン・パッケージには雪、砂地、ぬかるみなどの路面状況に応じて走行モードを選択することでトラクションとブレーキを最適に制御するグリップコントロールを装備した。

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みんなのコメント

2件
  • MC前の顔が好き
  • 個人的には、このくらいのクルマがファミリーユースには丁度良いと思う。

    が、これを新車乗り出し350万円で日本で買って乗るかと問われたら、そりゃあ絶対にない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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