メルセデスAMGの新型GTマシン『メルセデスAMG GT2』は今週末4月22~23日、イタリアのモンツァとドイツのニュルブルクリンクで開催されるふたつのイベントでレースデビューを果たす。
モンツァで行われるファナテック・GT2ヨーロピアン・シリーズに登場する1台はハウプト・レーシングチーム(HRT)によって運営され、イェンス・リーブハウザーとトーマス・ジャッカーマイヤーがステアリングを握る。
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一方、ADACニュルブルクリンク24時間の予選レースが行われるノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)では、HRTとシュニッツェラルム・レーシングがSP-Xクラスにニューマシンを投入予定だ。
HRTのドライバーラインアップは、フランク・バード、エリア・エアハート、ヨルグ・フィーバーン、トーマス・イェーガー。シュニッツェラルムはミカエル・グレニエ、ヨハネス・シュテンゲルとなっている。
メルセデスAMG“トラック・シリーズ”をベースとする707馬力の新型GT2マシンは、ドイツメーカーのGTレース用車両の中でもっともパワフルな車両として2022年12月に発表された。
当時、メルセデスAMGのカスタマーレーシング責任者であるステファン・ウェンドルはSportscar365に対し、「サプライチェーンをめぐる難しさが、このクルマのデビューとカスタマーチームへのデリバリーの時期を左右することになる」と語っていた。
デビュー戦を前に同氏は、「(AMGの本拠があるドイツ・)アファルターバッハのエンジニアと技術者たちの努力は報われた」と述べた
「彼らはスピードと優れたドライバビリティを高い次元で融合させた魅力的なクルマを作り上げた。私たちのすべてのクルマと同じように、新型メルセデスAMG GT2を完全に成熟させ、最初から勝つことができる状態で市場に投入することが我々の野心だ」
「そのため、レースコンディションでのテストは我々にとって非常に重要であり、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェほどそのための良い舞台はない。これはすべてのクルマにとって究極のチャレンジだ。“グリーンヘル”で成功した者は、どこでも成功するだろう」
「私はメルセデスAMG GT2がすぐに永続的な印象を与えると確信している」
メルセデスAMGによると、このクルマはヨーロッパのサーキットで合計2万km(約1万2427マイル)のテストを完了したという。メルセデス・ベンツのイメンディンゲン試験場でのロールアウト後、1月にバレンシアで最初の実質的なサーキットテストが行われた。さらに、モンツァ、ディジョン、ポール・リカール、ノルドシュライフェ、ポルティマオを訪問し、ファクトリードライバーの“ほぼ全員”が開発プロセスに参加したという。
Sportscar365は、このクルマのSROホモロゲーションが完了したことを理解している。
開発チームの一員であるイェーガーは、「メルセデスAMG GT2はアマチュアドライバーに最適で、プロフェッショナルドライバーにも充分なドライビングプレジャーを約束する」と語った。
「人間工学、安全性、ドライバビリティの面で、AMG GT2はこのセグメントのベンチマークとなる。いくつかのテストを経て、今はメルセデスAMG GT2での初レースをとても楽しみにしている」
なお、メルセデスAMG GT2は今週末が最初のレースとなるが、そのベースモデルである“トラックシリーズ”は、昨年レッドブルリンクで開催されたGT2ヨーロッパ・シリーズに登場。5度のDTMドイツ・ツーリングカー選手権チャンピオン、ベルント・シュナイダーとSRO創業者でCEOのステファン・ラテルがステアリングを共有した。
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