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2023年型アキュラ・インテグラ オハイオ州メリーズビル工場で生産開始

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2023年型アキュラ・インテグラ オハイオ州メリーズビル工場で生産開始

インテグラ唯一の生産拠点に

米国ホンダは2023年型アキュラ・インテグラの生産を5月5日よりメリーズビル工場で開始したと発表した。

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ホンダはアキュラモデルの生産を1995年から米国でおこなっているが、インテグラを生産するのはこれが初めてとなる。

アキュラのラインナップにインテグラが加わったことにより、スポーツセダンのTLX、SUVのRDXとMDX、それにNSXタイプSの5車種すべてがオハイオ州で生産されることになる。

「わたしたちはメリーズビル工場が次世代のクルマ好きをアキュラに引きつける重要な役割を担うインテグラの世界唯一の生産拠点に選ばれたことを誇りに思います」と工場長のアルジュン・ジャラマンはいう。

「すべてのアキュラ車をオハイオ州で製造しているという事実は、わたしたちの豊かな製造力を物語るものであり、お客様に愛される高品質なクルマを製造することに対するホンダの信頼を象徴するものです」

「そして自ら1990年型インテグラを所有していた身として、わたしはこのクルマの持つ興奮を理解しており、われわれの努力の結晶として素晴らしい次世代アキュラ製品が出来上がると確信しています」と彼は語る。

アキュラを象徴するモデル

2023年型インテグラはアキュラを象徴するネームプレートを復活させるモデルだ。

プレミアムで爽快なドライビング体験と流麗なリフトバックのスタイルを新世代のクルマ好きにもたらすという。

アキュラブランドの新しいパフォーマンスのゲートウェイとなるべく、6月初旬より3万800ドル(400万円)から販売されるとのことだ。

インテグラはプレミアム・スポーツ・コンパクトとして唯一の5ドア・リフトバックとすることで柔軟な荷室と洗練されたスタイルの両立を図っている。

オハイオ州アンナのエンジン工場で生産された200psのターボエンジンに6速MTまたはCVTを組み合わせる。高剛性ボディとスポーツチューンされたシャシーによる爽快な走りが魅力だという。

TLXと同じラインで製造

さらにインテグラは他のすべてのアキュラ車と同様、SUVと小型車のような異なるサイズの車両間での衝突性能を高めるべく設計されている。

さらに斜め方向からの衝突時にも高い乗員保護性能を発揮するACEボディ構造を採用している。

Aピラー上部、サイドフレーム、ファイアウォール下部は衝突エネルギーをキャビンの周囲に分散させるように設計されたとのことだ。

メリーズビル工場は2023年型アキュラ・インテグラをグローバルで独占的に生産している。このインテグラはスポーツセダンであるTLXと同じラインを用いているとのことだ。

コロナ禍ならではの苦労も

インテグラの生産準備にはCOVID-19の影響が少なからずあったという。リモートでの作業を強いられたり、研究開発チームとの協力のための来日が制限されるなどさまざまな課題を克服している。

工場内のビデオを活用して試作の様子をライブ配信したり、設計変更などを遠隔で協議することによりアキュラの製品に見合った品質を確保できるようになったという。

このインテグラのリフトバックは、同じ工場で製造されているCR-Vなどの垂直テールゲートとは大きく異なっている。このため溶接、塗装、組み立てにおいて新しい設備や技術が必要だったとのことだ。

従業員をこの生産プロセスに慣熟させるため、バーチャル・ティーチング・システムを導入したという。

これにより実際に製品を見る前に製品やプロセス、工具などの扱いに慣れることができる。

新技術を取り入れた製造工程

またこの工場はルーフをボディサイドに接合するレーザー・ブレージング技術で業界をリードしている。例えばインテグラの製造においてはルーフのデザインに役立っているとのことだ。

同じくルーフをレーザー溶接するアキュラTLXやホンダ・アコードなどよりも難しい挑戦だったという。溶接担当者はデュアルビーム・レーザーの経験を活かしてこれを克服したそうだ。

またキャビンの製造にも新技術が用いられている。ソフトでシームレスなインストルメントパネルを製造するため、素材を加熱、伸張させることできれいで継ぎ目のない外観を実現しているとのことだ。

ホンダは1979年にメリーズビルに最初の生産拠点を設け、二輪車の製造をスタートさせた。現在ホンダはオハイオ州の5工場で1万1000人超の従業員を雇用している。

これらで68万台のホンダおよびアキュラ車、118万基のエンジン、100万基のトランスミッションやハイブリッドシステムを生産する能力を有している。

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