大阪オートメッセ2024を取材に来たタイのメディア「XO Autosport」
2024年2月10日~12日に開催された大阪オートメッセ(OAM)2024は3日間で21万1738人もの来場者が集まり、日本国内だけでなく海外からはるばる来場した人も少なくありませんでした。今回は、タイで「XO Autosport」というチューニングカルチャーメディアを運営しているマンさんにOAMの感想や現地のカスタム事情を聞いてみました。
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タイで日本のピックアップトラックが絶大な人気を誇る理由は?
「XO Autosport」はタイでカスタムカーやチューニングカーの情報を発信しているメディアで、Facebookのフォロワー169万人、YouTubeのチャンネル登録者数は99.2万人でもうすぐ100万人に届くという、圧倒的な人気を誇っている。マンさん(正式名Sarunyapong Hotarabavanond)はそのプロデューサーをつとめ、自身も現場で取材活動を行っている人物だ。
マンさんによると、タイではそもそも日本車の人気が高くマーケットの中心となっているだけあって日本車チューニングへの関心が高いそうだが、最も人気があるのはピックアップトラックだという。日本では販売されていない、いすゞの「D-MAX」や「MU-X」といったモデルが1番人気で、トヨタ「ハイラックス」や先日日本での販売もスタートした三菱「トライトン」なども人気とのこと。
タイでピックアップトラックが人気の理由については、仕事から遊びまで多目的に使えることはもちろん、場所によっては日本のように整備された道路でないことも多いほか、雨季にはスコールなどで洪水や道路冠水が珍しくないそうで、地上高の高いピックアップトラックが選ばれるのだそうだ。
タイのカスタムシーンは日本の80年代のような盛り上がりぶり
日本ではピックアップトラックのカスタムというとオフロードタイヤを履かせ、リフトアップをしたワイルド系のカスタムが人気となっているが、タイではドラッグレースが人気ということでパワーアップに主眼を置いたカスタムが多いのが大きな違いだと話してくれた。
また、熱心なユーザーは日本から人気のスポーツカーなどを輸入して愛用している人も少なからずいるようで、日本のカスタム&チューニング文化には興味・関心が高いという。
そこまでクルマに熱心ではないユーザーでも、クルマを購入したら何かしら自分らしく愛車を飾ることが一般的とのことで、ドレスアップアイテムなどを販売するアフターパーツマーケットで需要が高い状態が続いている点は、日本の80年代前後のカスタマイズブームを思わせる。
ピックアップトラック以外では、やはり走破性の高いスズキ「ジムニー」のほか、快適に多人数が移動できるトヨタ「ハイエース」なども人気となっているそうだ。ハイエースは室内を豪華に飾り立てるカスタマイズが特に人気ということで、大阪オートメッセ会場に展示されていたハイエースのカスタマイズカーをチェックしていた姿が印象的だった。
OAMは大阪ならではの濃さとホスピタリティが印象的
OAMというイベント全体の印象としては、日本のカスタマイズの中でも「大阪スタイル」と言えるほど個性的なものも多く、なかでもド派手さを第一に押し出したカスタムや暴走族スタイル、軽トラックカスタムなどは特に大阪らしいと話してくれた。
その一方で、イベント自体はファミリーで訪れても楽しめるものとなっており、展示されている車両も派手な部分はもちろん、細かいところにも目を配ってカスタムされている点が日本らしいと語ってくれたマンさんだった。
■XO Autosport Website:https://xo-autosport.grandprix.co.th/ Facebook:https://www.facebook.com/xoautosport YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCD_goIJhQmF7-k7vd3C0aNA
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