今から20年ほど前、新しい世紀に変わる頃。クルマに対する考え方も変わり始めていた。そんな時代の輸入車ニューモデルのインプレッションを当時の写真と記事で振り返ってみよう。今回は「フォード モンデオ(2代目)」だ。
フォード モンデオ(2代目:2001年)
1994年に初代モンデオが日本で発表されたとき、200万円を切る車両価格で話題となった。それから7年。2代目にフルモデルチェンジした新型モンデオが、早くも日本に導入された。新型もセダンとワゴン同時に発売されたので、まずは試乗してみることにした。
●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)
新型モンデオのスタイリングは、最近のユーロ フォード車に共通のニューエッジ デザインでまとめられているが、フォーカスほどトンガってはいない。それでも鋭い目つきのヘッドランプ、特徴的なフェンダーアーチやリアコンビランプなどで印象の強いエクステリアを構成している。
従来型より全長と全幅は170mm(ワゴンは135mm)と60mm拡大され、4730mm(同4805mm)と1810mmと、サイズはかなり大きくなった。モンデオはDセグメントに属するが、日本市場でこのクラスの人気を二分しているメルセデスのCクラスやBMWの3シリーズよりは、ひとまわり以上大きい。日本の街中(パーキングスペースを含む)での使い勝手を考えると、Dセグメントで1800mmを超える車幅は少し気になる。
だがその分、室内は広く快適性は向上した。特にリアシートの居住性やワゴンのカーゴスペースはクラストップレベルといえるだろう。インテリアの質感も向上している。標準車はアルミ調パネル、GHIAは木目調パネルを多用し、メーターリングやステアリングスポークなどにもアルミ調パーツを使ってドイツ的な高品位感あるインテリアとなっている。
新エンジン「Duratec(デュラテック)」の採用により、走りは格段に進化した。2Lの直4 DOHCと言う基本スペックこそ従来型のZetecと同じだが、15ps/1.3kgmアップした効果は大きい。2Lでは大きくなったボディにツラいか・・・と思われたのだが、上りのワインディングでも3000rpm以上をキープして走れば元気いっぱい。市街地走行レベルではノイズ、振動ともに抑えられ、おそらく後から追加されるであろうV6の必要性を感じないほどだ。
ハンドリングも好フィールだ。ミドルクラスのセダンとしてはスポーティなハンドリングを示してくれる。コーナリングでは弱めのアンダーステアでロールも抑えられ、意外と言っては失礼だがワインディングを走るのが楽しいクルマだった。それでいながら乗り心地は硬すぎず、ファミリーユースでも問題のないレベルにある。その乗り味は、ワゴンでも変わりはなかった。
しかも車両価格は262~300万円と、きわめてお買い得な設定がされている。日本でのライバルはVW パサートやオペル ベクトラだろうが、それらよりも安くサイズもゆとりがある。細かい部分には煮詰めの甘い点もあるが、この価格で必要十分な快適&安全装備も備わっているのだから許せてしまう。
抑えられた価格に充実した装備、性能も十分なレベルにある新型モンデオは、従来型がデビューしたときのようなインパクトを再び日本市場に与えて、注目を集めそうだ。
■フォード モンデオセダン 主要諸元
●全長×全幅×全高:4730×1810×1420mm
●ホイールベース:2755mm
●車両重量:1380kg
●エンジン形式:直4・DOHC・横置きFF
●排気量:1998cc
●最高出力:107kW(145ps)/6000rpm
●最大トルク:190Nm(19.4kgm)/4500rpm
●トランスミッション:電子制御4速AT
●タイヤ:205/55R16
●車両価格(当時):262万円
[ アルバム : フォード モンデオ(2代目) はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
トヨタの「高級スポーティミニバン」がスゴい! 「走りが楽しい」反響多数!? 王道「アルファード」と異なる「個性」に注目! ヴェルは何が違う?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?