BMWは9月6日(現地時間)、IAAモビリティ2021(ミュンヘン・モーターショー)において、資源の循環利用に取り組んだ新たなコンセプトモデル「BMW i ビジョン・サーキュラー」を公開した。
欧州ではいま、EVシフトが加速しているが、仮にパワートレーンの完全電動化によって排出ガスはゼロになっても、クルマを生産する過程でのエネルギー消費や希少金属の使用など、環境負荷はゼロにならない。EV専門の「BMW i」を立ち上げ電動化にいち早く取り組んで来たBMWはこの課題に立ち向かうため、ライフサイクルすべてを包括した負荷低減を達成するコンセプトとして「BMW i ビジョン・サーキュラー」を完成させた。
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デザインにおける4つの原則はRE:THINK(再考)、RE:DUCE(削減)、RE:USE(再利用)、RE:CYCLE(リサイクル)。メタリックなゴールドカラーをまとったコンセプトは、使用材料の100パーセントが再生素材となり、なおかつ100パーセントが再利用可能とされる。つまり、生産から廃棄、そして再生産まで新たな素材を必要とせず、完全に閉じたライフサイクルが成立するというのだ。
BMW i ビジョン・サーキュラーは現状、動力を持たないビジュアルコンセプトの位置づけだが、その設計思想はバッテリーまで貫徹され、100パーセントリサイクル可能な全固体電池を採用するとのこと。また、コンセプトで打ち出した省資源化の徹底を通じて、BMWでは「セカンダリー・ファースト(再生品第一)」の原則を確立。現在30パーセントの新車におけるリサイクル素材使用率を50パーセントまで引き上げるというから、近い将来クルマの部品構成は一変することになりそうだ。
このほか、BMWはミュンヘンショーで、自転車に似た電動バイク「BMW i ビジョン・アンビー」を公開。バイク部門BMWモトラッドもオフロードテイストの電動バイク「BMW モトラッド ビジョン アンビー」や、電動スクーター「BMW モトラッド コンセプト CE 02」を出展し、アーバンモビリティの電動化に積極的な姿勢を見せる。
“エンジン屋”として発展してきたBMWは、電動時代が到来しても輝きを失うことはなさそうだ。
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