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強大なトルクの「グイグイ感」はほかじゃ味わえない! 歴史に残る「ディーゼルエンジン」の名機3選

掲載 更新 4
強大なトルクの「グイグイ感」はほかじゃ味わえない! 歴史に残る「ディーゼルエンジン」の名機3選

 排気量は同程度でも大トルクを有するエンジンも存在する

 ガソリンエンジンにはない低回転からあふれ出るトルク感や、軽油を燃料とすることでの経済性も相まって、一時期は時代の寵児ともなったディーゼルエンジン。

これだけクルマの技術が進歩してもディーゼルエンジンの「ガラガラ音」が消えないワケ

 しかし、一部のメーカーのディーゼル不正事件や規制の強化によって現在は肩身の狭い状態になっているのもまた事実。また、チョイノリが多いユーザーなどにとっては不具合が発生することも多く、不特定多数のユーザーに手放しでオススメできるものではないかもしれない。

 しかし一世を風靡しただけあって、現在の水準で見ても決して自動車として劣っているわけではない。そこで今回はぜひ一度乗ってもらいたいディーゼルエンジンの名機をご紹介しよう。

 1)マツダS5-DPT#型

 現在、日本国内で新車販売されている国産車のなかでもっとも小排気量なディーゼルエンジンがMAZDA2に搭載されている1.5リッターのS5-DPT#型エンジンだ。

 排気量こそほかの同クラスのガソリン車と大差ない数値となっているが、最大トルクは1500~2500回転で250N・mという大トルクを発生させており、1.1トンほどのボディからすれば十二分なほどの数値となっている。

 組み合わされるトランスミッションも、コンパクトカークラスに多いCVTではなく、6速ATもしくは6速MTが用意され、キビキビとした小気味いい走りを楽しむことができるのだ。

 欧州の規制にも対応したクリーンディーゼルエンジンも!

 2)三菱4N14型

 現在は三菱のオールラウンドミニバン、デリカD:5に搭載されている2.2リッターインタークーラーターボ付ディーゼルエンジンの4N14型。昨年末まではクロスオーバーSUVのエクリプスクロスにも搭載されていたエンジンで、欧州の規制値もクリアしたクリーンディーゼルエンジンだ。

 日本仕様には非搭載だが、海外モデルには乗用ディーゼルエンジンとしては世界で初めて可変バルブタイミング機構(MIVEC)が搭載されるなど、かなり気合の入ったエンジンに仕上がっている。

 なお、この4N14型エンジンは途中で大幅な改良が入っており、日本では2019年2月にマイナーチェンジを受けたデリカD:5に搭載された。このタイミングでコンロッドやピストンなどを新設計したほか、尿素SCRシステムを採用するなど、構成部品の半数ほどが改良されている。

 3)日産(ルノー)M9R型

 現在は日本国内で販売される乗用車でディーゼルエンジンを搭載したモデルをラインアップしていない日産であるが、過去には多くの車種にディーゼルエンジン仕様を設定していた時期があった。

 そのなかでももっとも新しいモデルが2008年に登場した2代目エクストレイルのクリーンディーゼルモデルだ。このエクストレイルに搭載されたM9R型ディーゼルエンジンは、世界で初めてポスト新長期規制に適合したもので、ルノーと共同開発したものだったのだ(M9R型自体はすでにリリースされていたが、改良によってこのタイミングで適合となった)。

 残念ながら日本仕様のエクストレイルは2代目のみの搭載となったが、ルノーのミドルクラスの車種や海外では3代目エクストレイルにも採用された息の長いディーゼルエンジンである。

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みんなのコメント

4件
  • ボルボのD4エンジンとV40の組み合わせはかなり暴力的なトルク感と加速を味わえる。
    特にスポーツモードに入れると危険なくらい爆発的加速をする。
    ディーゼル販売終了のニュースは非常に残念だ。
  • ADの1.7Lが、重い荷物を積んでもよく走った
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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