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英国試乗 レンジローバー・イヴォークP200 AUTOCAR英編集部はディーゼル推し

掲載 更新
英国試乗 レンジローバー・イヴォークP200 AUTOCAR英編集部はディーゼル推し

もくじ

どんなクルマ?
ー ガソリンモデルの出来は

レンジローバー・イヴォーク 中古で買うなら 選ぶべきはディーゼル

どんな感じ?
ー パワー不足、燃費もイマイチ

「買い」か?
ー 今後の進化に期待

スペック
ー レンジローバー・イヴォークP200 SEのスペック

どんなクルマ?

ガソリンモデルの出来は

2代目レンジローバー・イヴォークは発売からすぐにクラスをリードする存在となり、ボルボXC40をも上回っている。XC40が打ち立てたベンチマークのレベルの高さを考えれば、これを超えるのは至難の技だっただろう。

イヴォークの成功はディーゼルによるものと言っても良いとAUTOCAR英国編集部は考える。今回われわれは初めてガソリンモデルに英国で試乗を行なった。具体的にいえば、P200の名を冠するグレードだ。

イヴォークに搭載されるガソリンエンジンはすべて2.0ℓ4気筒のインジニウム・ファミリーだ。P200は200ps、P250は250ps、そして最上位のP300は300psとなっている。

現時点では、ガソリン仕様の全グレードに4WDと9速AT、それに48Vマイルドハイブリッドが組み合わされる。このシステムはブレーキ時の回生エネルギーをスターター・ジェネレータ・モーターに蓄え、加速時にクランクシャフトに還元するものだ。

どんな感じ?

パワー不足、燃費もイマイチ

イヴォークそのものは良くできたクルマだが、エンジンについては……。このクルマの魅力は快適で、カッコよく、最新技術が満載のキャビンを持つことだけではない。P200のエンジンがイヴォークのパッケージの素晴らしさに追いついていないのだ。

P200はパフォーマンス面でのパンチに欠けるだけでなく、経済性もそれほど良くないばかりか航続距離も短い。非常にスムーズかつ静かで洗練されてはいるが、XC40 T4よりも200kg重い車体を加速させるには明らかにパワーが足りていないのだ。

このクルマはゆったりと流すのが良いだろう。その使い方であれば、非常に優れたマナーを持っている。乗り心地は快適でステアリングの重さも適切かつグリップも予測しやすい。しかし、燃費計や燃料計を見ていると落ち着かないかもしれない。

給油1回あたりの航続距離は480km強といったところだろう。シティカーの多くはもっと走るのが普通だ。燃費も10km/ℓを超える数字を出すのは難しい。経済性が良くないばかりか、それに見合うパフォーマンスも持ち合わせていないと思う。

しかし、このクラスではそれも特に珍しいことではない。われわれの長期テスト車のXC40 T4とほぼ同じ水準だ。XC40は190psの2.0ℓ4気筒ターボを搭載するが、同じく10km/ℓ程度の燃費を示している。

結論としては、ディーゼルモデルを推したい。

「買い」か?

ディーゼルが好ましい

昨今ディーゼル車への逆風が吹いているが、イヴォーク以上のサイズのクルマにとって、ガソリンエンジンは力不足だ。しかし、一度乗ってみればなぜディーゼルが流行ったのかがわかるだろう。このようなクルマにはディーゼルが合っているのだ。

ディーゼルのD180は素晴らしいオールラウンダーとして評価されており、他のどんなライバルをも上回っている。ディーゼルを選ぶべきだろう。

レンジローバー・イヴォークP200 SEのスペック

■価格 4万2600ポンド(584万円)
■全長×全幅×全高 ー
■最高速度 216km/h
■0-100km/h加速 8.5秒
■燃費 10.1-10.9km/ℓ
■CO2排出量 ーm
■乾燥重量 1845kg
■パワートレイン 直列4気筒1997ccターボ
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 200ps/5500rpm
■最大トルク 32.6kg-m/1300-4500rpm
■ギアボックス 9速AT

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