現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ワゴンも「アゲ」りゃ売れるだろ! メーカー純正「シャコアゲ」カー4選

ここから本文です

ワゴンも「アゲ」りゃ売れるだろ! メーカー純正「シャコアゲ」カー4選

掲載 更新 7
ワゴンも「アゲ」りゃ売れるだろ! メーカー純正「シャコアゲ」カー4選

メーカー純正「シャコアゲ」マシンを振り返る

 ここ数年のクロスオーバーSUVブームに乗じて、というわけでもないのだろうが、カスタマイズの世界でも「アゲ」系のカスタムが人気となっている。いまや軽トラや軽バンといったアウトドアの雰囲気を持つ車種だけではなく、コンパクトカーからミニバンまでがアゲ系カスタムの対象になっているのだから驚きだ。

パワーウォーズ勃発! 90年代「バカッ速!」スポーツワゴン4選

 しかし、よくよく考えてみるとアゲ系のカスタムは今に始まったことではなく、過去には自動車メーカーが自ら作り上げた純正シャコアゲマシンも数多く存在していたのだ。そこで今回は、そんなメーカー謹製のシャコアゲ車を振り返ってみたい。

スバル・レガシィグランドワゴン

 低重心の水平対向エンジンと安定感抜群の常時全輪駆動(旧モデルにはFFもあったが)が、多くのファンを獲得し続けているレガシィ。日本では実質的な後継車種のレヴォーグにその座を譲ってはいるが、派生車種のアウトバックこそ、日本におけるメーカー純正アゲ車の元祖とも言える存在なのだ。

 その源流とも言えるのが、日本で1995年にリリースされた「レガシィグランドワゴン」である。これは2代目のレガシィツーリングワゴンをベースに2.5Lエンジンを搭載し、余裕の最低地上高を持ったボディに仕立てたもの。実はこれは前年の1994年にアメリカで「アウトバック」としてリリースされたものを日本仕様に落とし込んだものであり、日本ではグランドワゴン→ランカスターと名前を変え、2003年から現在のアウトバックに統一された。

アウディA6オールロードクワトロ

「クワトロ」の名称で知られる4WDシステムを持つアウディは、1999年にA6アバントをベースとしたアゲ系ワゴンの「オールロードクワトロ」をリリースした。 このオールロードクワトロは、アウディ自慢のクワトロシステムはもちろん、エアサスペンションを標準装備することで、必要に応じて4段階に車高を変えることができるようになっていた。エクステリアも現在のクロスオーバーでおなじみの、オーバーフェンダーやサイドプロテクターといった定番装備から、無塗装バンパーなどアクティブに使われることを前提としたものとなっており、高級ステーションワゴンのA6アバントとはまた異なる雰囲気を醸し出しているのも面白いところだ。

日産 ステージアAR-X FOUR

 スカイライン系のプラットフォームを共有することでスカイラインワゴンとも形容されることがあるステージア。初代モデルはかの有名なRB26DETT型エンジンを搭載した260RSというグレードも存在し、スポーツワゴンの印象が強いモデルだ。

 しかし、2001年に登場した2代目モデルはそこまでのスポーティさは影を潜め、最も高額なグレードに位置していたのが通常モデルよりも40ミリ車高をアップさせ、オーバーフェンダー風のプロテクターなどを装着したクロスオーバーSUVテイストの「AR-X」だった。

 ただ、見た目はSUVテイストながら、搭載されたエンジンはこのステージアのみに存在した2.5LターボのVQ25DET型エンジンで、この時代のクルマとしては珍しくドッカンターボ的な特性を持つものだった。なお、マイナーチェンジでVQ25DETエンジンはラインアップから姿を消し、AR-XはVQ35DE型エンジン搭載車に置き換えられている。

ボルボ V70 XC

 質実剛健を絵に書いたようなマジメなステーションワゴン、というイメージのボルボの中型モデルV70をベースとし、1997年に登場したのがV70 XCだ。XCとはクロスカントリーの略で、のちの世代ではXC70と別車種となるが、このモデルはV70の派生車種という扱いになっていた。

 V70に対して高められた車高や、専用のフロントグリルやバンパーなどがSUVテイストを高めているが、基本的なメカニズムはV70に準じており、日本へ導入されたのは直列5気筒2.4リッターのロープレッシャーターボに4速ATを組み合わせたもの。

 当初は限定車であったが、反響があったのか1998年10月からはカタログモデルとなり、V70シリーズのトップグレードに君臨していた。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
レスポンス
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
レスポンス
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
くるまのニュース
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
WEB CARTOP
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
motorsport.com 日本版
Jujuが人気ドライバー部門首位「暖かい声援が何よりも活力に」。2024年のSFgoアワードはTGMが“2冠”
Jujuが人気ドライバー部門首位「暖かい声援が何よりも活力に」。2024年のSFgoアワードはTGMが“2冠”
AUTOSPORT web

みんなのコメント

7件
  • シャコアゲなんて誰も使ってませんが…
  • 他と違うファッション性だけで車高上げてると勘違いしている記者
    この時代のシャコ上げはロードクリアランスを稼いでオフロード性能を高めるためのものでしょう
    実際雪道では最強だった
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

269.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
レガシィグランドワゴンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

269.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村