■跳ねる!パンクしても大丈夫? 未知のスーパーカー「U9」のスペック公開
BYDの高級ブランド「仰望」(ヤンワン)は、2024年の市販化に向けて開発中の新型ハイパーBEV(バッテリー式電気自動車)「U9」の主要スペックを公開しました。
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1995年に中国でバッテリーメーカーとして創業したBYDは今やBEVをはじめとした電動モビリティメーカーとして世界を席巻する存在です。
日本には2015年、BEVバスを導入。2023年、乗用車市場に参入しました。
そんなBYDが起ち上げた仰望は、100万元(約2000万円)クラスを標榜する高級ブランドです。内燃機関車は手がけず、中国でいうところのNEV(新エネルギー車)を専業としています。
NEVに該当するのは現在、主にBEV、PHEV(プラグインハイブリッド車)、FCV(燃料電池自動車)です。
2023年にフルサイズSUV「U8」とともに発表されたU9は、BYDの最新技術が惜しみなく投入された2シータースーパースポーツモデル。
ボディサイズは全長4966mm×全幅2029mm×全高1295mm、ホイールベース2900mmで、ドアが上方に開く、いわゆるシザーズドアを採用しています。
シザーズドアを含めてサイズ感としては、6.5リッターV12エンジンを搭載するPHEV、ランボルギーニ「レヴエルト」に近いですが、車重は2475kgとレヴエルトより700kgほど重くなっています。
プラットフォームはU8と同じ「e4」と呼ばれるもので、強力なモーターを4つ搭載します。4モーター4輪をそれぞれ単独制御できるのが特徴で、異次元の走りを体験できるとしています。
また、1輪がパンクしても残り3輪でバランスをとって安定して走らせることを可能としたほか、独自のエアサスペンションと合わせて跳ねるような動きもできます。
タイヤサイズはフロントが275/35R21、リアが325/30R21。最高出力は960kW(約1305PS)、0~100km/h加速は2秒、最高速は300km/h。バッテリー容量は100kWhで、CLTC(中国の試験条件)の航続距離は700kmとしています。
2024年、100万元以上(約2000万円以上)の価格で市場に投入される見込みです。
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