先月開催されたタイGPのフリー走行で左手首を負傷したドゥカティのホルヘ・ロレンソ。タイGP以来4レースを欠場してきたが、今週末の最終戦バレンシアGPで戦列に復帰した。
ロレンソは金曜日の走行をトップから2秒遅れの19番手で終え、セッション後には、この走行はチャレンジだったと認めた。
■バレンシア初日:MotoGP最終戦バレンシア初日:ウエットコンディションでマルケスが首位。現役最後のペドロサは5番手
「正直に言えば、(怪我の状況は)昨日考えていたより少し悪くなっている」
「普段の日常生活とは違う。完全に動くわけではないけれど、それほど大きな痛みを感じてはいない」
「MotoGPバイクの重さがプレッシャーになっている。特にブレーキング時にはそうだ。かなり重いし、まだ怪我は完治していない」
「セパンの時よりはかなり良くなっている。おそらく、雨が助けになっていると思う。というのも雨の中では、ドライの時よりもプレッシャーが大体半分くらいになるからだ」
「だけどネガティブな面としては、よりクラッシュしやすくなっているということがある。それに、まだ怪我は完全には治っていない……クラッシュするという考えは全く歓迎できない」
最終戦後にはそのままバレンシアでテストが行われ、ロレンソはそこで初めてホンダのバイクをテストすることになっている。しかし彼は、テストがあるからといって今週末のアプローチに我慢を強いられることはないと主張した。
「僕は自分自身のことや、フィジカル的な状況を心配している。怪我が完治していないこともわかっている」
「もし普通の状況で雨のレースを迎えたら、ドライの時以上に注意しなければならない。それはクラッシュしたくないからだ。だけど完全に競争力を発揮できる状態ではない時は、さらにもう少し気をつけるようになるだろう」
「ドゥカティでの最後のレースかどうか、ということには左右されない。これは無意識でのことだ」
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