今季2018年以来のF1復帰を果たしたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)。シーズン当初は苦戦し、開幕5戦を終えた段階では2度の入賞しか記録できなかったが、第6戦アゼルバイジャンGP以降は3戦連続で入賞。現在のF1に確実に慣れつつあるように見える。
シーズン当初は、F1の感覚を取り戻すためには多くの時間が必要だと語っていたアロンソ。しかしそんな状況にもフラストレーションを溜めず、確実に調子を上げていくアロンソのアプローチについて、アルピーヌのスポーティング・ディレクターであるアラン・パルメーンは感銘を受けているようだ。
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「こういうプロセスは、F1を象徴するようなモノだと思う。ダウンフォースを見つけること、パワーを見つけること、そしてドライバーが現在のポジションを見つけること……そういうことに特効薬はないんだ」
パルメーンはそう語る。
「それは、ただ大変な仕事だ。そして彼は、懸命に働いている。彼はシーズン開幕前に一生懸命に働いたのだ。開幕直後は確かに少し悪かった。それは確かだ。いくつか苦労したこともあった。でも彼は、駄々をこねたり、カッとなるようなこともせず、ただ自分のことを見つめたんだ」
「彼は一度も、マシンやチームを非難したことはない。彼は『それは僕のせいだ。僕が改善しなきゃいけない。これをやって、これを良くしていかなきゃいけない』と言った。彼はそういうことを事務所でも言ったし、マスコミに対してもそう言った」
「それが彼のやったことだ。だが、プロセスの全てを終えたわけではないと思う。彼はまだ改善を続けているところだ。そして周りの人たちと共にチームを作り、素晴らしい仕事をしている」
シーズン序盤は前述のように苦しみ、チームメイトのエステバン・オコンに遅れを取ることが多かったアロンソ。しかしここ数戦は、アロンソがチームをリードするような形になりつつある。先日のシュタイアーマルクGPでアロンソは、予選Q3に進出して決勝でも9位入賞。一方オコンはQ1脱落を喫し、決勝でも14位止まりだった。
アロンソは予選Q2の後、自身のアタックを「美しい」と無線で表現。「ポジションがどうであれ、僕はとても楽しんだ」と付け加えた。
パルメーンは予選後に、この無線内容について、アルピーヌ全体にとってどれほど意味があるのかということをアロンソに話しかけたと明かした。
「予選後に彼に言ったんだ。『あの無線メッセージが放送に乗ったということの意味を過小評価しないでほしい。エンストンとヴィリー(いずれもアルピーヌのファクトリーの所在地)の全員が、それを聞いていたんだ』とね」
「あのメッセージは、チームの数週間の仕事、そして彼らの懸命な働きをさらに価値あるモノにしてくれた」
「良いアタックをしたドライバーが、本当に満足するのを聞くこと、そして彼がどれほどやる気に溢れているのかということを耳にするのは、素晴らしいことだ。うまくいっているよ」
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