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【スーパーフォーミュラ】2019年の王座をかけ……山本尚貴、ニック・キャシディ、アレックス・パロウが意気込みを語る

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【スーパーフォーミュラ】2019年の王座をかけ……山本尚貴、ニック・キャシディ、アレックス・パロウが意気込みを語る

 鈴鹿サーキットで行われる2019全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦。翌日からの公式セッションスタートを前に、ランキングトップの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、同2番手のニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、そして同3番手のアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が金曜記者会見に登場。今シーズンを振り返るとともに、チャンピオン獲得に向けた意気込みを語った。

■山本尚貴「連覇は意識していない。このレースを勝つことに集中する」

■次はSF連覇へ……F1を経験しても“まだ終わらない”山本尚貴の挑戦

 昨年は逆転でシリーズチャンピオンを獲得した山本。今季は第6戦岡山でランキングトップに返り咲き、2年連続の王者に近いポジションにいる。

 山本はシーズン中盤での失速が痛かったと語りつつも、今週末の最終戦では連覇を意識せずに勝つことだけに集中したいと語った。

「今年はチームを移籍して、前半戦は非常に良い滑り出しができたかなと思います。中盤戦でノーポイントが続いてしまったのは痛かったです。でも、それがスーパーフォーミュラの難しさでもあるし、こうして最終戦を前にポイント差が接近していることも、このカテゴリーの難しさと厳しさを表しているのかなと思います」

「最終戦はチャンピオンシップを懸けた1戦になるので、昨年同様にしっかりと勝ってチャンピオンを決められるよう、力強いレースを見せたいです」

「“連覇”というのはあまり考えていなくて、純粋にこのレースに勝ちたいと思っています。両隣に強いライバルがいますが、このふたり以外にも有力なドライバーはたくさんいますし、その中でしっかりと勝って自分の強さを示したいです。そうすれば、チャンピオンという結果がしっかりとついて来ると思うので、この1戦に懸けたいです」

■ニック・キャシディ「今年は満足いくシーズンを過ごせた。鈴鹿も自信がある」

 昨年、山本と最終ラップまで白熱のバトルを繰り広げたキャシディ。第6戦岡山を終えて1ポイント差のランキング2番手となっている。ここまでのシーズンを振り返って満足できる戦いぶりだったと語り、今週末に向けても自信を見せていたのが印象的だった。

「今シーズンのここまでについては、正直満足している。おそらく自分のレースキャリアの中で、ベストなシーズンを過ごすことができていると思う。レースによっては残念な結果もあって、もう少しポイントを稼ぎたい場面もあったけど、その中でも僕たちはシーズンを通して良いパフォーマンスを出せたと思う。直近のレースでも非常に良いパフォーマンスを見せられたし、今のクルマの仕上がりには自信を持っている。これまでの結果も自信につながっているので、最終戦ではそれらを存分に発揮したい」

 そう語ったキャシディは、最終戦に向けての意気込みを「ポールポジションと優勝を目指して全力でいくだけだ」とシンプルなコメントでまとめていた。

■アレックス・パロウ「鈴鹿でのクルマの仕上がりは20台の中でトップだ」

 そして、ルーキーイヤーながらチャンピオン争いに絡む活躍を見せているパロウ。第4戦富士で初優勝を飾ると、そこから勢いに乗ってポイントを稼ぎ、トップから4ポイント差のランキング3番手で決戦の舞台にやってきた。

 最終戦では優勝ドライバーにボーナスの3ポイントが与えられるため、パロウには自力での逆転チャンピオンの可能性が残されている。

 今シーズンを振り返ったパロウは、自分が最終戦までチャンピオンを争っているということに驚きを見せていた。

「今シーズンを振り返ってみると最高なシーズンだったと思う。プレシーズンテストの頃はまさかこんなポジションまで来られるとは思っていなかった。3戦目が終わった時点でトップのドライバーとは21ポイントの差があったけど、最終戦をトップと4ポイント差で迎えられたということは、本当に信じられないという心境だ。僕とチームが成長して来られた結果だと思う」

 また、パロウはシーズン後半ではパフォーマンスの部分で満足していないところがあったようだが、この鈴鹿に関しては“トップを獲れる”という自信がかなりある様子。初の栄冠をかけた戦いに向けてもプレッシャーをあまり感じていない表情が印象的だった。

「もてぎ、岡山と良いレースができなかったが、この鈴鹿に関しては自信がある。今週末僕たちが用意しているクルマは(スーパーフォーミュラに参戦している)20台の中で1番と言っていい仕上がりだと思う。今週末は本当に良いレースをしたいし、純粋に勝つことを目指していきたい。昨年素晴らしいチャンピオン争いをしたふたりに競り勝って、栄冠を勝ち取りたいと思っている」

 最終戦鈴鹿では、この3人に加えて山下健太(KONDO RACING)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)も逆転タイトルの可能性を残している。26日(土)の予選、27日(日)の決勝と最後まで目が離せないバトルが展開されそうだ。

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