■ブガッティに続いてランボまで、どうしていま新規株式公開なのか?
VAGUEでは先日、VWグループが最高級ブランドのブガッティを、クロアチアの電気自動車メーカーであるリマック社に売却する(とはいえその売却額は、全株価の50%を超えることはないようだが)というニュースをお伝えしたばかりだが、同グループから超高級車ブランドを切り離そうという動きは、どうやらそれだけでは終わらないようだ。
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ロイター通信が伝えたところによると、次にIPO(新規株式公開)によって株式を上場させる計画が進行中となっているのは、1998年以来歴史的な成長を遂げてきたランボルギーニであるという。
昨2019年、ランボルギーニはSSUVの「ウルス」をフルイヤーで生産し、結果的に生産台数は4554台と、それ以前の数字から倍増という結果を残している。
現在好調であるはずのランボルギーニを、なぜIPOを使用してまで半ば手放す決断をしなければならなかったのか。そのキーワードとなるのは「MEB」だ。
MEBは、VWグループが将来的な自動車の電動化を推進するにあたって、新たに設計したEV用のモジュラー型プラットフォームである。
このMEBをVWグループのすべてのブランドで使用することで、生産規模の拡大とコストの低減を実現させることが、今後の重要な戦略として掲げられている。
ここで問題になるのが、2019年4500台以上の生産を実現したとはいえ、その半数は2シーター・ミッドシップのスーパースポーツというランボルギーニと、82台を生産したのみのブガッティの扱いだったというわけだ。
とくにランボルギーニは、フラッグシップであるV型12気筒の「アヴェンタドール」、そしてV型10気筒の「ウラカン」ともに、ニューモデルの開発が早急の課題となっている。
さらにこれまでランボルギーニを率いてきたステファノ・ドメニカリCEOも、2020年限りでランボルギーニを離れる予定だ。
VWは、IPO後も多数派株主としてランボルギーニを支える立場を崩さないと表明したというが、その一方でIPOの規模は相当に大きく、また従業員のリストラも同時におこなわれるという噂も流れている。
アウディ傘下になって以降、VWと歴代の強力なリーダーシップを持つCEOによって成長を続けてきたランボルギーニ。IPOは、企業にとっては今後さらなる成長が期待できる一方で、株価の値崩れで倒産リスクもある戦略。今はただ、ランボルギーニからの正式な発表を待つほかはない。
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