もくじ
ー 次期型レンジローバーは2021年
ー プラグインハイブリッドは電気のみで64kmを走行可能
ー 電動化に対応した新アーキテクチャが鍵
ー ロードローバーはマカンのライバルに
ー ディフェンダーは電気モーターが後輪を駆動
ー 新型イヴォークにプラグインハイブリッドを追加
新型ランドローバー・ディフェンダー フロントの偽装、軽く 最新情報まとめ
次期型レンジローバーは2021年
ランドローバーは今秋、拡大と強化に向けた非常に重要な2年計画をスタートさせる。2020年代にブランドの地位を確固たるものにするためだ。
この計画における重要な課題は、4台の新型車を投入することのみならず、そのラインナップで電動化を推進することである。
ランドローバーから完全電気自動車が登場するのはまだ数年先になる(兄弟ブランドのジャガーは電気自動車市場に率先して参入しつつあるにもかかわらず)が、2019年後半から発表されるランドローバーの新型モデルには、マイルドハイブリッドまたはプラグインハイブリッドのドライブトレインが用意される。これによって、ディーゼル離れを進めていく。
その期間に予定されている最も重要なモデルは、おそらく完全新設計となる5代目レンジローバーだろう。メイン画像はAUTOCARが作成した予想図だ。2021年の発表が予想される。
この新型フラッグシップは、MLAと呼ばれる新開発のアルミニウム製プラットフォームを採用し、プラグインハイブリッドが主流になるだろう。MLAは現行のジャガー・ランドローバーのアルミニウム製アーキテクチャよりも軽量で、内燃エンジンと共に/またはその代わりに、電動ドライブトレインを搭載できる。
プラグインハイブリッドは電気のみで64kmを走行可能
AUTOCARの調べによると、5代目レンジローバーには完全電気自動車版も登場する見込みだ。しかし、これは主に東アジアの都市部ユーザー向けとなる。販売の大部分を占めるのは、しかしながら、プラグインハイブリッド・バージョンになるだろう。
そのドライブトレインは、新開発の直列6気筒インジニウム・エンジンに、2基の電気モーターを組み合わせたものになる。電気モーターは前後に1基ずつ搭載され、それぞれ前輪または後輪の駆動をアシストする。
ランドローバーのエンジニアは、新プラットフォームとダウンサイズ・エンジンの組み合わせによって、バッテリーパックによる重量増を相殺することを望んでいる。このバッテリーは電気のみで約64kmの距離を走行可能にする。
5代目レンジローバーのマイルドハイブリッドは、次期型レンジローバー・スポーツとほぼ同じもので、最高出力304~405ps程度の直列6気筒エンジンを、48Vの電装システムによる電動スーパーチャージャーと、ツインスクロール・ターボチャージャーの双方で過給する。回生ブレーキが減速エネルギーを電気に変換し、小型のバッテリーに蓄える。その電力によってエンジンに装着された電動スーパーチャージャーを駆動する仕組みだ。
電動化に対応した新アーキテクチャが鍵
電動化を推進することによって、JLRは2021年にEUの目標とするCO2排出量の132g/kmという数値を容易に達成できるだろう。この数字はライバルのボルボに要求される103g/kmほど厳しいものではない。JLRは大型車を少量生産するメーカーであり、EUで販売される台数は30万台以下だからだ。同様に、英国政府が目標とする燃費の数値に対しても余裕がある。
しかしながら、EUが掲げるメーカーごとの平均CO2排出量の目標値は、2025年には2021年より15%、2030年には31%も低くなる。これに適合するにはさらに大変だ。
JLRは2024年以降、大規模なプラグインハイブリッドの販売拡大が不可欠となるだろう。そのために新しいMLAアーキテクチャの導入準備を整えているJLRは、今のところ、自信を持って優位に進むことができている。
その他のラインナップについては、AUTOCARの調べによると、レンジローバー・スポーツはミッドライフのマイナーチェンジでハイブリッドに改良が施され、環境に対するアピールをさらに高めることになる。販売は好調を続け、後継モデルの登場は少なくとも3年は先になると思われる。
ロードローバーはマカンのライバルに
さらに、ランドローバー初の全世界に向けたEVは「ロードローバー」と呼ばれ、レンジローバーよりも背が低く空力的なスタイルになる見込みだ。
JLRが新たに「プロジェクト・チェンジ」というコスト削減に向けた努力を掲げているにもかかわらず、ロードローバーは依然として同社のモデルサイクル計画に組み込まれているようだ。発売されたら、次期型ポルシェ・マカンの電気自動車バージョンや、ロードローバーの兄弟車になる次期型ジャガーXJと競合するだろう。
将来的には、MLAを採用する次期型ヴェラールも完全電気自動車になる可能性がある。しかし、その登場は4年以上先になると思われ、今のところまだ計画段階に過ぎない。
ディフェンダーは電気モーターが後輪を駆動
短期的な計画では、まず待望の新型ディフェンダーが今年中に発表される。このクルマにはマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドも用意されるだろう。AUTOCARの調べによると、プラグイン・ディフェンダーは電気モーターがリアアクスルを駆動する仕組みになるという。これがオフロード性能を妥協した設計であると懸念する声もあるが、それは間違いだ。
電気モーターは停止状態から即座に最大トルクを発生することができ、伝統的な機械式駆動のリアアクスルよりも制御しやすい。オフロード性能は大幅に高まるはずだ。
ディフェンダーの完全電気自動車バージョンについて、確かな情報はない。しかし、その可能性は残っている。とはいえ、プラグインハイブリッドでも約56kmの距離を電気のみで、静かに排ガスを出さずに走行できる。オフロードのみならず都市部でも役立つだろう。
新型イヴォークにプラグインハイブリッドを追加
直近では、新プラットフォームを得てフルモデルチェンジした新型レンジローバー・イヴォークが、既にベルト駆動のスターター/ジェネレーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドを採用している。その洗練された乗り味には多くの賞賛が集まっている。
だが、来年初めには、イヴォークに3気筒エンジンと電動リアアクスルを組み合わせたプラグインハイブリッドが登場する予定だ。この3気筒エンジンは、それ自体が1.5ℓの排気量から最高出力200psと最大トルク20.4kg-mを発揮する。加えてリアアクスルに搭載された電気モーターが、107psと26.5kg-mを発生。電気のみによる航続距離は56km程度になる見込みだ。
ディスカバリー・スポーツは現在のところランドローバーのベストセラーモデルだが、ボルボをはじめとする強力なライバルに対し苦戦している。しかし、近々行われるモデルチェンジではマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドが用意され、さらに高級なクルマに進化する。新型イヴォークの評判から考えると、2020年の販売は大幅に活性化するだろう。
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