■クーペSUVの「Q4スポーツバック e-tron」も同時に登場
独アウディは2021年4月14日、電気自動車「e-tron」シリーズ第3弾となる「Q4 e-tron」「Q4スポーツバック e-tron」を世界初公開した。
【画像】アウディのEV第3弾! 「Q4 e-tron」を画像でチェック(31枚)
Q4 e-tronは全長4588mm×全幅1865mm×全高1632mm(Q4スポーツバック e-tronは1612mm)、ホイールベース2764mmのCセグメントSUVだ。
洗練されたエアロダイナミクスコンセプトで、空気抵抗係数(Cd値)はわずか0.28を実現。さらにQ4スポーツバック e-tronは0.26となる。
これは電動開閉式の冷却エアインレットや立体的なホイールスポイラー、フラットパネルで覆われたアンダーボディの効果だ。
ホイールベースを長く取ったパッケージで、インテリアはフルサイズSUVクラスに匹敵する広さを実現。センタートンネルも存在しないため、後席でもゆったりとした足元スペースを確保している。
荷室容量は、Q4 e-tronで通常時520リッターから最大1490リッター、Q4スポーツバック e-tronは通常時535リッターから最大1460リッターと、ミドルサイズSUV並のスペースを提供する。
インパネはドライバーに向かって少し角度がつけられ、独立したエリアに分割され、デザイン要素にもなっているふたつのディスプレイを統合している。
メーターパネルには10.25インチのディスプレイを標準装備、また新設計のステアリングホイールには、ドライバーがデジタルインストルメントクラスターを操作するために使うタッチパネルが組み込まれている。
インフォテインメントシステムとナビゲーションは、おもにダッシュボード中央に配置された標準装備の10.1インチMMIタッチディスプレイを使用して操作する。
2021年末までには11.6インチの大型ディスプレイも選択可能になる。オプションとして日常会話に対応したボイスコントロールも用意される。
さらにオプションで、拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレイを用意する。これは一部のアシストシステムとナビゲーションから構成される情報を、ドライバーが見やすいように実際の視界に重ね合わせて表示するもので、ドライバーは約10m離れた場所に仮想の画像として認識できる。
* * *
Q4 e-tronおよびQ4スポーツバック e-tronには2種類のバッテリー容量と、3種類の駆動バージョンが用意される。
「Q4 35 e-tron」は正味エネルギー容量52kWh(総容量55kWh)のコンパクトなバッテリーを搭載。
「Q4 40 e-tron」および「Q4 50 e-tron クワトロ)は正味エネルギー容量77kWh(総容量82kWh)の大容量バッテリーを搭載する。WLTPサイクルでの最大航続距離は約520kmだ。
Q4 35 e-tronには最高出力170psの電気モーターを1基、Q4 40 e-tronには最高出力204psの電気モーターを1基搭載、後輪を駆動する。
最上級バージョンのQ4 50 e-tronクワトロには、2基の電気モーターによる電動4輪駆動システムを搭載、最高出力は299psで、0-100km/h加速は6.2秒、最高出力は180km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇る。
Q4 e-tronは2021年6月に欧州市場で発売され、同年夏にはQ4スポーツバック e-tronが続く予定だ。
ドイツでの車両価格は「Q4 35 e-tron」が4万1900ユーロ(日本円で約550万円)から。このモデルの場合、9000ユーロ(約120万円)の補助金を受けることができる。
また「Q4 40 e-tron」は4万7500ユーロ(約620万円)から、「Q4 50 e-tron クワトロ」は5万2900万ユーロ(約690万円)からという価格設定となる。スポーツバックはおよそ2000ユーロ(約26万円)高くなる。
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言い訳のあごは2丁前で講釈のあごは天下一品