ひらめきと出会える「ARTAメカニクス＆インスピレーションズ」 5/12オープンへ

大人のクルマ好きへ　新木場にオープン

元レーシングドライバーである鈴木亜久里氏と、オートバックスセブンが立ち上げた「ARTA（オートバックス・レーシングチーム・アグリ）」は、初のコンセプトストアを、5月12日に東京都・新木場にグランドオープンする。

「ARTAメカニクス＆インスピレーションズ」と呼ばれる施設で、都心に住むカーライフを楽しむすべての人を対象に、クルマを販売するだけではなく、刺激・体験も味わって欲しいという思いから誕生したという。

店舗は、新木場の木材倉庫を一棟まるごとリノベーションし、倉庫が持つ無骨さを活かしながら、海外のギャラリーのような世界観を演出している。

店内には、カスタマイズブランド「ARTAメカニクス」のカスタムカー「リガヴェロ」「ヴィゲイル」の販売を中心に、エアロパーツやスポーツシートなどの車両パーツの他、スイスの機械式高級腕時計「CVSTOS（クストス）」が融合したメンズウェアブランド「ARTAクストス」などの販売も行う。

一歩進んだ時代の「カスタムカー」

もう少し詳しく説明すると、ARTAメカニクスは20年以上に渡ってモータースポーツの若い才能を発掘・育成してきたARTAが創出する、これまでにない「カスタムカー・プロジェクト」だ。

レースという“非日常”を戦うARTAと、“日常”であるクルマ社会を歩むオートバックス。

その相反する要素を融合させたARTAメカニクスのデザインは、レーシングカーの精悍さと、ラグジュアリーカーの上質さを兼ね備えている。

現在のところ、カスタムカーはGR86をベースにした「ヴィゲイル」と、2代目NSXをベースにした「リガヴェロ」の2台をラインナップ。

ARTAカスタマイズドパーツは、サスペンションやマフラー、シートなどを日本の老舗メーカーとタッグを組んで開発している。

ヴィゲイルやリガヴェロのようなカスタムコンプリートカーの販売はもちろん、それぞれにこだわり抜いた唯一無二のパーツを販売する。

都会的で上質　ARTAのアパレル

ARTAクストスは、スイスの機械式腕時計ブランドと手を取り合った、スポーティでエレガントな世界観を持つハイエンド・ファッションブランドだ。

オリジナルウォッチの他、ワンランク上の“移動着”をコンセプトにウェアも展開する。

クルマ、飛行機、列車での移動時や、ホテルのパブリックスペースなど、快適性と高いプレゼンスが求められるシーンにおいて、このブランドの魅力が際立ってくる。

見た目にも上質な生地には、身体を動かしやすい伸びる素材がセレクトされていて着心地がいい。

それはスポーティ・エレガンスという価値観が細部に宿ったクストスの時計が持つ緻密さ同様、機能的かつ美しいディテールとリュクス感が漂うスタイルのブレンドなのだ。

行く度に、新鮮な気持ちになれる場所

本コンセプトストアでは、スペシャル・エキシビジョンとして販売車両とは別に、期間限定でスペシャルカーの展示も行う。

第1弾は、F1マシンのレジェンドカー「スーパーアグリSA07」。ふだん、なかなか見ることのできない車両など、つねにクルマを展示するようにして、来場者が新しい発見と出会える空間を目指すという。

文字どおり「インスピレーション（ひらめき）」が受け取れる体験型施設を標榜する「ARTAメカニクス＆インスピレーションズ」。

レース業界のレジェンドやドライバーと出会える非日常体験を提供したり、イベントやパーティを仕掛けて仲間が増えていく空間を展開していく方針だ。