■カローラの派生車種 いくつ覚えてる?
日本を代表するベーシックカーのひとつであるトヨタ「カローラ」は、多くの国と地域で愛されているワールドワイドな日本車ともいえます。
そんなカローラは多くの派生車種を持つことでも知られていますが、その理由はカローラという名前の知名度の高さがあります。
さらに、販売台数ランキングにおいてカローラの派生車種も含め、すべてカローラとしてカウントされるため、ランキング上位に入りやすいという意図もあったといわれています。
実際、12代目となる現行モデルにおいても、日本自動車販売協会連合会が発表する統計データでは、セダンの「カローラ」、ステーションワゴンの「カローラツーリング」、ハッチバックの「カローラスポーツ」、併売している先代モデルの「カローラアクシオ(セダン)」および「カローラフィールダー(ワゴン)」、さらには「教習車」を合算した登録台数で集計されています。
では、これまでに日本で販売されたカローラの派生車種にはどのようなモデルがあったのでしょうか。
●カローラバン(1967年)
1966年に初代モデルがデビューしたカローラは当初2ドアセダンのみのラインナップでしたが、翌1967年に登場したのが4ドアセダンと商用モデルの「カローラバン」でした。
2ドアセダンボディの後端を伸ばしリアゲートを備えたバンは、働くクルマとしてはもちろん休日のレジャーにも使えるということで密かな人気車種となったのでした。
●カローラスプリンター(1968年)
2ドアセダンのカローラのリアセクションをファストバックスタイルとし、クーペタイプのスポーティバージョンとして1968年に登場したのが「カローラスプリンター」です。
このスプリンターの名前は2代目カローラの時代からは兄弟車種の名前として使用されていますが、初代モデルはカローラの派生車種という扱いだったのです。
●カローラレビン(1972年)
2代目カローラに設定されていたクーペモデルに、よりホットな1.6リッターエンジンを搭載したスポーツバージョンとして登場したのが「カローラレビン」でした。
初代レビンは上位車種の「セリカ」に搭載されていた2T-G型DOHCエンジンを搭載し、モータースポーツでも大活躍。オーバーフェンダーが備わった迫力のある姿に憧れた人も多かったことでしょう。
ちなみにOHVエンジンの「カローラレビンJ」もラインナップされていました。
●カローラワゴン(1982年)
初代モデルからステーションワゴンタイプのラインナップが存在していたカローラですが、それまでのモデルはすべて商用車であり、れっきとした乗用車登録のワゴンが登場したのは4代目カローラになってからでした。
その後、5代目と8代目を飛ばして(その間は先代モデルのワゴンを継続販売)設定されていたワゴンですが、9代目カローラの時代には「フィールダー」、そして2019年に登場した現行型では「ツーリング」と名前を変えて存在し続けています。
■ベースはカローラじゃないのにカローラを名乗っていたモデルも
●カローラII(1982年)
名前にはカローラとついていますが、「カローラII」のベースはカローラではなく、「ターセル/コルサ」の兄弟車という位置づけです。そのため名前こそカローラですが、見た目やメカニズムなどはカローラとは異なるものとなっていました。
兄弟車関係にあるターセル/コルサには4ドアセダンもラインナップされていましたが、本家カローラセダンとのバッティングを避けるためか、カローラIIは3ドアハッチバックのみのラインナップとなっていたのも特徴です。
●カローラFX(1984年)
カローラをベースとしたハッチバックとして1984年に登場した「カローラFX」は、当時人気を集めていたホンダ「シビック」の対抗馬として登場したモデルでした。
FX名義で3世代続いた後は1995年に一旦絶版となりますが、2001年に「カローラランクス」の名前で再びハッチバックモデルが復活。
しかしランクスは2006年をもって1世代のみで終了となり、2018年からは「カローラスポーツ」の名前で再び復活し、現在に至ります。
●カローラセレス(1992年)
当時、日本国内で大流行していた、全高の低い4ドアハードトップ市場に投入されたカローラが1992年にリリースされた「カローラセレス」でした。
このブームの立役者でもある「カリーナED」の弟分的なポジションで登場したセレスではありましたが、登場時にはすでにこのブームも下火になりつつあったタイミングで、1995年にベースとなったカローラがフルモデルチェンジを果たした後もフルモデルチェンジされることなく、1998年7月に生産を終了しています。
●カローラスパシオ(1997年)
カローラシリーズとしては初となる3列シートを備えたモデルが「カローラスパシオ」です(2列仕様もあり)。ベースとなったのは8代目カローラですが、ひと目見て分かるほど高められた全高で室内空間を稼いでいるのが特徴。
回転対座シートやジュニアシート機能を組み込んだリアシートなど、ファミリーで使うことを念頭に置いた機能も備わっており、使い勝手の高さは折り紙付きでした。
●カローラルミオン(2007年)
四角いボディが特徴の「カローラルミオン」は、日本国外向けのカローラがベースとなった車両ということで、ボディサイズも大柄となっており、カローラシリーズで初めて3ナンバーボディとなったモデルでした。
もともとは北米市場で展開していたサイオンブランドから「xB」の名前で販売されていたモデルの兄弟車に当たる車種で、若いユーザーをターゲットとしたもの。
xBの初代モデルは日本の「bB」(初代)だったため、カスタム系のユーザーからも人気だったのも頷けます。
※ ※ ※
数多く存在していたカローラ○○という派生車種ですが、2021年の秋にはタイで先行販売されているカローラ初のクロスオーバーSUVの「カローラクロス」の日本導入も噂されています。
カローラシリーズは今後もさまざまなモデルが登場することになるかもしれません。
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