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厳重注意!! 真夏の車内へ絶対に置いておいてはいけないもの 6選

掲載 更新 8
厳重注意!! 真夏の車内へ絶対に置いておいてはいけないもの 6選

 長かった梅雨がようやく明け、日本はいよいよ夏本番を迎えます。コロナ禍の影響で、マスク装着や手の消毒など、感染予防にひと際注意が必要な今年の夏ですが、暑さ本番を迎えた車内で気になるのが、駐車中の車内温度上昇です。

 炎天下に置かれたクルマの車内は、たった15分で命に危険を及ぼす温度まで上昇します。JAFの調査によると、2018年8月の1ヶ月間で、車内に子供が残されているのを発見した人からの救援要請件数が、全国合計で200件以上もあったそう。

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 毎年、車内閉じ込めによる悲惨な事件が報道され、呼び掛けがされている中ではありますが、乳幼児の車内置き去りはいまだ多く発生しているのが現状です。

 また、乳幼児だけでなく、高齢者やペットなども注意が必要。ウィンドウを少し開けておいた、サンシェードを使った、日陰に止めた、実はこれらの対策をしても、最終的に車内は高温になってしまいます。「大丈夫。ほんのちょっとだけ」という気持ちの緩みが命にかかわってしまうのです。

 そして他にも、真夏の車内には、絶対に残してはいけないものはたくさんあります。中には、今年は特に注意が必要なものも。思わぬ被害を未然に防ぐため、本格的な夏が到来したこの機会に、しっかり確認しておきましょう。

文:吉川賢一/写真:Adobe Stock

アルコール消毒液

 「新たな生活様式」にならい、クルマに乗込んでハンドルを握る前に手の消毒をされるかたも多いことでしょう。感染防止には良いことですが、クルマの中にアルコール消毒液を常備するのはNGです。

ハンドルを握る前の消毒は重要だが、消毒液はカバンなどに携帯することが大切

 温度上昇によって、車内全体にアルコールが充満している可能性もあり、たばこの火や、静電気などの小さな火種でも引火する危険性があります。車内や直射日光が当たる場所での(アルコール消毒液の)放置は、絶対にやめましょう。

スプレー缶

 虫よけスプレーや消臭スプレー、冷却スプレー、油膜取りのスプレー、ヘアスプレーなど、LPガスが使われているスプレー缶は、高温になると爆発する恐れがあります。

 万が一、車内で爆発を起こすと、窓ガラスは軽く粉々になるほどの威力があります。冬場に使った凍結防止スプレーが車内に残っていた、ということも事例もあるようなので、今一度車内を確認しておくことをお勧めします。

ガス式のライター

 ガスライターは、高温になると破裂・発火のおそれがあります。炎天下のダッシュボードに置いたライターが、2時間ほどで亀裂が入り、ガスが抜けた実験結果もあります。

 キャンプで使ったガス式ライターが、車内に残っていたりしませんか?

ノートパソコン・携帯電話といった電子機器

 これらはリチウム電池のバッテリーを備えています。耐熱、対冷却実験がなされているカーナビゲーションと違い、ノートパソコンや携帯電話などは、高温になると保護回路が壊れ、バッテリーの膨張や、発熱・破裂・発火のおそれもあります。

パソコンや携帯以外にも、ゲーム機やタブレットなども、車内へ置き忘れないようにしたい

 また、スマートフォンの多くは、動作や保管の推奨温度が、20度~45度程度となっています。真夏の車内は50度を軽く超えるため、スマホやタブレットを夏の車内に放置すれば、本体故障やバッテリー損傷の原因となる、と考えたほうがいいです。

 加えて、クルマへカバンごと残しておくことで車上荒らしのリスク高くなるため、必ず持ち歩くようにしてください。

未開栓の炭酸飲料の缶・ペットボトル

 炭酸飲料の缶やペットボトルも、炎天下の車内で温まると、破裂のリスクがあります。

 未開栓の炭酸飲料を放置した場合、気温が上がるとともに液体も高温になるため、炭酸ガスによる内圧が上昇し、容器が変形・破損する恐れがあります。砂糖入り飲み物のベタベタや甘い匂いなどは、掃除をしてもなかなか落ちにくいこともありますので、注意が必要です。

お弁当など

 ドライブ中に、ちょっと寄り道…などで、持参したお弁当を車内に残してクルマを離れる、なんてことは、真夏は絶対にしてはいけません。

 締め切られ高温となった車内に置かれたお弁当は、カビや細菌が繁殖して、食べ物が腐りやすくなります。腹痛や食中毒の原因にもなりますので、車内への放置は厳禁です。

2018年8月の1ヶ月間で、車内に子供が残されているのを発見した人からの救援要請件数が、全国合計で200件以上もあったという

ダッシュボードの上は特に注意!

 また、ダッシュボードの上は、車内で最も温度が上がる場所です。内装の樹脂部分が熱くなり、不意に手をつくと、火傷をする可能性もありますので、クルマへ乗り込む際にはご注意ください。

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