RUF SCR
ルーフ SCR
964を彷彿させる「RUF SCR」登場! 最高速度320km/hに達する自然吸気&6速MTの軽量スーパースポーツ
Rufの主軸を担うプロダクションモデル
ドイツのスーパースポーツ・メーカー、RUF(ルーフ) オートモビル GmbHから、これからプロダクションモデルのコアとなるであろう新型「SCR」が発表された。このモデルは、本来ならば現在のRUF車の頂点を極める「CTR」とともにジュネーブ・ショー2020に出展される予定だった。その華やかな舞台を失ってしまったのは、どのメーカーも同様の事情だ。
「スポーツ・カレラ・ルーフ」を意味するSCRのヒストリーは、今から40年以上も前に当時のポルシェ911SCをベースに製作されることで始まった。そのSCRの存在が再びクローズアップされたのは2016年のジュネーブ・ショーで発表された322km/hの最高速を誇った「SCR 4.2」だったが、それはRUFにとってはまだ究極のSCRを生み出すためのひとつの通過点にほかならなかった。
「ホエールテール」が生む強力なダウンフォース
それから2年の時を経て、2018年の同ショーで発表されたSCRのプロトタイプこそが将来の生産化へ向けた1台だったのだ。そして2020年、ついにRUFは新型SCRの生産車両を市場に送り込むことに成功した。
実際にそのエクステリアの画像を見ると、基本的なシルエットはプロトタイプと同様にタイプ964の911を意識したものとなっている。さらにプロダクションモデルでは、ホエールテールと呼ばれる大型のリヤウイングが新たに装備されたほか、リヤグリルのデザインやリやフェンダー上のエアインテークが新設されたことなどが特徴。このボディーはもちろんメカニズムも、すべてがRUF独自に開発され、そして製作されたものとなる。
基本構造はカーボン+アルミニウム
その象徴的な存在ともいえるのが、SCRに採用された基本構造体のセンターモノコックだろう。軽量で高剛性のカーボンモノコックをセンターに、そしてその前後にアルミニウム製のサブフレームを接合し、前後ともにプッシュロッド方式のダブルウィッシュボーン・サスペンションを組み合わせる。
ダンパーユニットは、フロントは前後方向へほぼ水平に、またリヤは左右方向へこちらも水平に装着される。ちなみにこのサスペンションは、コクピットのダイヤルスイッチを操作し5段階にセッティングを変更することが可能だ。
自然吸気水平対向6気筒に軽量な6速MTの組み合わせ
リヤに搭載されるエンジンは、510psの最高出力と470Nmの最大トルクを発揮する4リッターの水平対向6気筒自然吸気ユニット。センターモノコックと同様に、ボディにも軽量なカーボン素材を用いるなど徹底的に軽量化し総重量を1250kgに抑えたことで、2.45kg/psのパワーウェイトレシオを実現した。この水平対向6気筒エンジンに組み合わされるトランスミッションは6速MTと、これも軽量化に貢献している。
RUFから正式に発表されたSCRの最高速度は320km/h。初代SCRが255km/hの最高速度であったことを考えると、やはりここからの20年は、RUFにとって自身の成長のためにきわめて重要な時間となるであろうことが理解できる。
解説/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)
【問い合わせ】
RTC
TEL 075-956-0930
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
お願いだから下がってくれ! [中古価格]が10分の1になったら欲しい現行国産スポーツ3台
ガソリンは腐る? 消費期限はいつまでなの? 長期間乗っていなくても大丈夫?
「すごい多重事故…」 新東名が一時「通行止め!」 3台の「衝突事故」で大型トラックが“全車線”ふさぐ… 東京→名古屋は「東名経由」迂回必要に 上り線にも散乱物 静岡
東京~国立のバイパス「東八道路」いつ全通? “地獄渋滞”甲州街道をスルーする「すごい4車線道路」工事はどこまで進んだのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
今の911が失ってしまったデザイン
悪いことではないんだろうが、個人的には残念だ
それにしても、この意匠を使うことを許すポルシェの懐が深い