もくじ
ーより走り重視のコンチネンタルGT
ーとりわけ気になるハイブリッド
新型ベントレー・コンチネンタルGT まずはW12から 内装に「隠し玉」
より走り重視のコンチネンタルGT
新型ベントレー・コンチネンタルGTは、ラグジュアリーなクルマの象徴として、1年以上にわたって気になり続けている。
グッドウッド・フェスティバルで、ベントレーのシャシーダイナミクス部門のチーフ、アンドリューと話をして以来のことだ。
ベンテイガに試乗して以来、搭載されていたロール・キャンセル・システムが、より車高が低く軽量なクルマ、GTに搭載させたらどうなるのか興味を持っていた。
わたしの疑問へのアンドリューの答えは「満足できる」だったが、MSBプラットフォームがあたらしいGTの軽量化に貢献しており、ロールセンターを下げ、前後重量配分の改善にもつながっている点も強調された。
「乗り心地とハンドリングの大きな飛躍になっている」と自信ありげな言葉で。
その後、あたらしいポルシェ・パナメーラをテストした際、新型のコンチネンタルGTへの思いは更に強いものとなった。
とりわけ気になるハイブリッド
伝統的な考え方にこだわるひとびとは、昨今のベントレーに動揺しているようだ。
新型のコンチネンタルGTハイブリッドがわれわれの期待通りに完成すれば、約60年ぶりとなる、6気筒エンジンを搭載したベントレーになる。
そして、この6気筒が£80,000(1142万円)で買えるポルシェに対して、2倍の価値に正当性はあるのか、という疑問も既に湧いている。
また、オートマティックがトルクコンバーターからデュアルクラッチへの移行することで、新型GTの性能は、従前のモデルとは異なるパフォーマンスの仕上がりとなるだろう。
場合によっては、最大トルクの制限が必要になるかもしれない。
同様のデュアルクラッチを搭載したポルシェ・パナメーラのトップレンジ、ターボS E-ハイブリッドの場合は、事実、トルクの抑制がされている。
恐らく、現在のコンチネンタルGTとはまったく異なる種類モデルを目指し、これまでのクーペモデルよりもスポーティな性格付けになるに違いない。
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