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岡山国際サーキットで11台が参加しGT3特別スポーツ走行開催。GT300の話題の車両が多数登場

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岡山国際サーキットで11台が参加しGT3特別スポーツ走行開催。GT300の話題の車両が多数登場

 2月28日、岡山国際サーキットで、GT3規定もしくはそれに準ずる車両が参加できる『GT3特別スポーツ走行』がスタートした。この日は11台の車両が参加し、2022年のスーパーGT GT300クラスに参戦する車両が10台登場。いよいよ近づく開幕に向け、トピックスが多いテストとなった。

 2022年のスーパーGT開幕に向け、多くのGT300チームが体制発表を行い、大方の体制がすでにアナウンスされているが、2月28日、岡山国際サーキットで設定されたGT3特別スポーツ走行に11台の車両が姿をみせた。

「よりGRスープラらしく」。SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTが岡山テストで新エアロを装着

 この日登場したGT300の今季参戦車両をカーナンバー順に紹介すると、ツインリンクもてぎでシェイクダウンを行い岡山に移動したGOODSMILE RACING & Team UKYOの4号車グッドスマイル 初音ミク AMGは、初日は片岡龍也がひとりでステアリングを握った。午前は64周、午後は65周と、ひとりで129周を走破。新車のメルセデスAMG GT3も快調に周回をこなした。

 今季からMOTOYAMA Racing w/ Team LeMansとチーム名が改められた6号車Team LeMans Audi R8 LMSは、本山哲と片山義章がドライブした。本来、このテストにはR8 LMSエボIIのパーツを装着して臨む予定だったようだが、残念ながらこの日は間に合わず、2021年のまま走行。午後は精力的に周回を重ねた。

 また28日に体制が発表されたPACIFIC CARGUY Racingの9号車PACIFIC hololive NAC Ferrariは、まだ特にカラーリングがされているわけではなく、この日は木村武史に加え、川端伸太朗がドライブした。ただ川端はスーパーGTのためのテストではなかった様子だ。午後には2コーナーでクラッシュを喫してしまい、サイドを破損してしまった。

 2022年も2台体制を維持するGAINERは、10号車TANAX GAINER GT-R、11号車GAINER TANAX GT-Rの2台が登場。カラーリングも2022年のものとなり、10号車は富田竜一郎/大草りき/塩津佑介の3人が登場。また11号車は安田裕信/石川京侍のふたりが登場。11号車は午前中エンジンまわりにトラブルを抱え10周に留まったが、午後にはふたたびコースに戻っている。

 ツインリンクもてぎで2月14日にシェイクダウンされたaprの30号車apr GR86 GTは、新たにイエローとブルー、オレンジのカラーリングをまとい登場した。大きなトラブルもなく周回を重ねていたが、午後は二度のコースアウトも。車両の破損に至らなかったのは幸いだった。

 LM corsaの60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTは、この日大きな注目を集めた一台となった。別項にて詳しく紹介するが、大阪オートメッセで発表されたフォルムと異なり、フロントエンドが大幅に改良された。LM corsaで製作したオリジナルカウルで、よりGRスープラらしいフォルムに。吉本大樹と河野駿佑が新エアロをトライしている。

 また富士スピードウェイでシェイクダウンされたR&D SPORTのSUBARU BRZ R&D SPORTは、井口卓人と山内英輝のふたりがドライブ。タイトル防衛をかけて2022年に向けてさまざまな改良が加えられているが、午後にはトラブルも起きるなど、まだまだ開幕に向けてさまざまな作業に取り組んでいる様子が感じられた。

 そして新田守男/高木真一のコンビ復活で大きな話題となっているK-tunes Racingは、この日は2022年の初走行となった。新田を中心にタイヤテストを行っていったが、高木もK-tunes RC F GT3を初ドライブ。ひさびさのふたりの仕事だが、「変わってないね!」という言葉をふたりともに語っている。

 今季はカラーリングが大きく変わるMax RacingのHACHI-ICHI GR Supra GTは、この日はカーボンブラックのまま走行した。佐藤公哉と三宅淳詞のコンビは昨年から同じピットで過ごしていた間柄で、この日も順調に周回を重ねている。

 そのMax Racingの隣のピットで参加したのが、つちやエンジニアリングが走らせたHOPPY 86 MCだ。2019年を最後にスーパーGTでの活動を終えた名車だが、いまだそのポテンシャルは一線級。松井孝允が中心になってドライブし、午前、午後ともにトップタイムをマーク。今季チームに加わった野中誠太もドライブしている。

 このHOPPY 86 MCは、実はスーパーGT参戦を終えてからもしばしばサーキットを走行している。スーパーGTのタイヤ開発用というわけではなく、つちやエンジニアリングとヨコハマが人材育成のために取り組んでいる“研修”のような活動のために使われているもの。今回はGT300車両が10台参加するなかでの走行だったが、元GT300チャンピオンマシンとは言え、GT300とは関係がないテストだった。ただ、他の現役マシンとともに走行するシーンは印象的なものとなった。

 朗らかな陽気に恵まれた走行初日は、HOPPY 86 MCが午前、午後ともに1分24秒台をマークしトップに。午前、午後とも2番手にはK-tunes RC F GT3、3番手にはHACHI-ICHI GR Supra GTがつけた。午前はグッドスマイル 初音ミク AMGが4番手、SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTが5番手。午後はapr GR86 GTが4番手、PACIFIC hololive NAC Ferrariが5番手となった。

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