もくじ
ー クラッシュを “演じた” ランボルギーニ・ミウラ
ー 撮影で使われた本物のミウラは現在リヒテンシュタインに
ー 今になって明かされるミウラの撮影秘話
クラッシュを “演じた” ランボルギーニ・ミウラ
半世紀前に公開された画期的な映画「ミニミニ大作戦(The Italian Job)」で、記憶に残る “クラッシュを演じた” ランボルギーニ・ミウラが発見された。どうやらあのミウラは、アルプスの谷へ落とされたわけではなかったらしい。
そもそも、ミウラは撮影のために実際にクラッシュしたわけでもないことがわかっている。映画の制作会社は、はじめから全く同じオレンジ色のミラウP400を2台、用意していたのだ。
そう、確かに1台は映画の冒頭シーンで、無残な姿となってブルドーザーで谷族へ落とされた。しかし、それは既に事故で壊れていたミウラが使われたのであり、それ以前の場面で俳優のロッサノ・ブラッツィが運転していたミウラとは別物だったのだ。誰かが事故を起こして廃車にしたミウラがあるのに、それまで快調に走っていたミウラを映画のためとはいえ破壊しようなんて誰が思うだろうか?
撮影で使われた本物のミウラは現在リヒテンシュタインに
もちろん、まだインターネットがない時代に、撮影のタネ明かしをひとびとが知ることができたのは、映画の公開から数年が経ってからのことだった。この話が明らかになると、映画に登場した本物のミウラ探しが始まった。
アランチョ(オレンジ色)のボディに白と黒のレザー・インテリアを持つそのミウラは現在、リヒテンシュタインの首都ファドゥーツにあるカイザー・コレクションに所蔵されている。
フリッツ・カイザーは2018年にランボルギーニのクラシックカー部門であるポロ・ストリコを訪れ、このミウラが本当に映画の中でブラッツィが運転していた車両で間違いないという立証を依頼した。
車両や資料を丹念に調べ、元従業員に話を聞くという広範な調査の結果、この車台番号3586のミウラが間違いなく、あのミウラであることが証明された。
今になって明かされるミウラの撮影秘話
当時、映画を製作したパラマウント・ピクチャーズのためにクルマを用意した当人であるエンツォ・モルッツィは次のように回想している。
「ちょうど生産ラインには、事故車となっていたミウラと同じ色で左ハンドル、白いレザー・インテリアのミウラP400があったので、われわれはこれを映画の撮影に使うことに決めました」
「唯一の懸念は、エレガントな白いレザーシートが汚れてしまうことでした。撮影で使用した後、クルマは完璧な状態でサンターガタの本社に戻さなければなりません。そこでわれわれは、新品の白いレザー・シートを取り外し、既にテストで使用していた黒いレザー・シートと交換したのです。
その痕跡は、映画を観るとわかります。ブラッツィが座っているシートは黒ですが、キャビンとエンジンルームの隔壁には、すぐに交換することができなかったオリジナルの白いヘッドレストが残っています」
映画で使われたミウラの秘密が、今になってまた1つ明らかになった!
あの映画の名シーンをもう一度思い出したいと思うなら、われわれの雑誌「クラシック&スポーツカー」の特別版「スーパーカー・グレイテスト・ヒッツ」をご覧いただきたい。われわれはその誌面で、映画の撮影場所に3台のミウラを連れ出している。だが幸いなことに、トンネル内で炎上したりブルドーザーで谷底に落とされることなく、3台とも無事に帰ってくることができた。
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