BMWは11月30日、新たなSUVのプラグインハイブリッド「XM」の市販化を発表すると共に、そのプロトタイプ「BWW コンセプトXM」を初披露した。XMは、「Mハイブリッド」なる高性能ハイブリッドシステムを初搭載し、市販車としてはBMW史上最強のスペックを持つことになる。
これまでBMW M GmbHは、電動化に対してあまり積極的ではなかった。数年前に開発者に聞いたところでは、電動化にすると重いバッテリーを搭載することになり、ハンドリング性能や俊敏性の面で不利になるというのが理由だった。このたびその本格的な電動化の第一弾として「XM」のコンセプトモデルが登場したということは、Mの求める水準を電動技術で克服できる見通しがついたということなのだろう。
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XMに搭載されるMハイブリッドは、Mモデルのみに搭載されるとのこと。その第一弾となるXMは、V8ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドを搭載し、最高出力が750hp、最大トルクは1000NmというMモデルの中でも史上最強のスペックを誇る。またモーターだけで80kmの走行が可能という。
また性能だけでなく、デザインについても、新世代のフロントデザインを採用しており、このモデルを機にMモデルのデザインは新たなステージに進むことが示唆されている。またロングボンネット、クーペのように後方に向け傾斜するルーフライン、それと呼応して狭まっていくサイドウインドウなど、随所にスポーティな要素が盛り込まれている。インテリアもスポーティとラグジュアリーを融合した素材やデザインが採用されているとのことだ。
BWWの発表によると、市販モデルの「BMW XM」は2022年後半に登場する予定。生産はX5やX3などXシリーズの組み立てを行う米スパータンバーグ工場にて行われる予定だ。
M社の求める水準を満たしたXMは一体どんな走りを見せてくれるのか。その登場が今から楽しみだ。
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みんなのコメント
ドイツ人にはこのデザインがウケるのか?
いくらなんでも、日本人のファンは離れる一方だろうよ