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【プラグインが登場】ジャガーFペイス 改良新型が欧州デビュー 内装を刷新/PHEVも追加

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【プラグインが登場】ジャガーFペイス 改良新型が欧州デビュー 内装を刷新/PHEVも追加

インテリアに大きな刷新

ジャガーFペイスの改良新型が、ヨーロッパで発表された。インテリアの刷新とともに、PHEVを新たに追加。ジャガーの次世代デザインにも注目だ。

【画像】ジャガーFペイス【ジャガーの中型SUVを新旧比較】 全57枚

ジャガーのエクステリアデザイン責任者、アダム・ハットンは次のように述べている。

「わたし達は、2013年のFペイスから始まった良い(デザインの)時代を過ごしてきました。今回のFペイスのリフレッシュは、わたし達の将来に向けての一歩です」

エクステリアの変更点は、スリム化されたLEDヘッドライトおよびテールライト、新形状のバンパー、再設計されたボンネット、ダイヤモンドメッシュデザインの大型グリルだ。

最も注目すべきはインテリアだ。インテリアデザイン・チーフのアリスター・ウェランはこう語る。

「Fペイスのインテリアはいいものでしたが、決して素晴らしいというほどではありませんでした。わたし達はそれを次のレベルに引き上げる必要があったのです」

ウェランは、顧客からのフィードバックで得た、インテリアに対する3つの指摘を挙げている。硬い樹脂パーツが多すぎること、収納スペースが限られていること、そしてインフォテインメント・システムだ。

新型Fペイスでは、こうした指摘をすべて取り上げ、対処しているという。

「このクルマには、傷のつきやすいプラスチックはどこにもありません」

改良型Fペイスは、より質感の高い内装材に加えて、Iペイスのステアリングホイールとレンジローバーの高級なヘッドレストを採用している。

「このインテリアの快適さは(旧モデルと比べて)チョークとチーズのようなもの(似て非なるもの)です」

センターコンソールにはカップホルダーのスペースが増え、新しく低い位置に収納が設けられている。

最も劇的な違いは、インフォテインメント・システムだ。新型ディフェンダーで初めて採用されたPivi Proシステムを搭載。タブレットのような11.4インチの湾曲したタッチスクリーンを採用している。

その他の新要素としては、無線アップデート、ワイヤレス充電、車内イオン化機能などがある。

初のPHEVを設定

改良型のイギリス仕様は、6種類のパワートレインを用意し、全車全輪駆動と8速ATを採用している。

目玉はプラグイン・ハイブリッドのP400e。2.0L 4気筒ガソリンターボと143psの電気モーターを搭載し、403psと65.2kg-mを発揮。0-97km/h加速を5.0秒で達成する。電気のみでの走行距離は53kmとされている。

マイルドハイブリッドの選択肢は4種類。ディーゼルは163psの2.0L 4気筒から300psの6気筒まで。新しい直列6気筒ガソリンは、ターボチャージャーと電動スーパーチャージャーを使用し、400psを発揮する。

非電動モデルは、エントリーモデルの250psの2.0L 4気筒ガソリンターボのみとなっている。

ジャガーによると、これまでと同じD7aプラットフォームを採用したFペイスは、シャシーの微調整、パッシブサスペンションのセットアップ、設定可能なダイナミクスのおかげで、「最もダイナミックなSUVの1つであることに変わりはない」という。

ジャガーは、アウディQ5のライバルとしてダンパー、スプリング、アンチロールバーもチューニングし、荒れた路面での乗り心地を向上させている。

「わたし達はこのクルマをよりラグジュアリーで洗練されたものにしたかったのです」とチーフプロダクトエンジニアのコリン・カークパトリックは述べている。

Fペイスの納車は12月に開始される。イギリス向け価格は4万860ポンド(555万円)からで、2021年春に登場する最上位のPHEVは、英国では6万4490ポンド(876万円)からとなる。

現在のモデルと同じ5.0L V8スーパーチャージャーを搭載したホットなSVRモデルも、来年のヨーロッパ発売が期待されている。

英国らしさで世界に勝負

新しくなったFペイスの外観はそれほど変わっていないかもしれないが、細かいディテールの仕上がりは将来のモデルを際立たせる。

アダム・ハットンは、ジャガーのデザイン全般を振り返って次のように述べている。

「わたし達はディティールにもっと磨きをかける必要があると思っていました」

そのために、彼はディテールデザイン・グループを作った。

「新チームは、かつて時計デザイナーをしていた人が率いています。クルマの世界以外の人たちを入れているのは、高級車を購入する人たちはあらゆる高級品が好きだからです」

そうして作られたディテールの一例として、LEDフロントライトのグラフィックがある。サイドにあるジャガーのリーパーも、将来的にはより多く登場することになるだろう。

ヘッドレストの3Dリーパー、シフトシフターのステッチ、クリケットボールをイメージしたシート、シートラベルには「Est. 1936 Jaguar Coventry」と書かれたシートラベルなど、インテリアのディテールも今後のモデルに採用される予定だ。

ジャガーのカラー&マテリアル・チーフデザイナーであるシボーン・ヒューズは、このようなタッチは世界的に高く評価されていると言う。

「英国らしさは他の市場にも非常に魅力的です。わたし達はそれを土台にしようとしています」

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