MotoGPドイツGPを4位で終えたアプリリアのアレイシ・エスパルガロ。表彰台には届かない結果となったが、彼によるとフロントタイヤに発生した問題により、レースは妥協を強いられたという。
ポイントランキングを争うファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が独走優勝を果たした結果、エスパルガロとのポイント差は34点にまで拡大している。
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エスパルガロは決勝レースでウォームアップラップからフロントタイヤに問題があることに気がついたと言い、その状態で走らざるを得なかったが、3番手を長く走れたことに驚かされたとレースを振り返った。
「グリッドでフロントタイヤを変更して、フォーメーションラップ始めた時から、フロントタイヤに大きな振動を感じていたんだ」
「腹が立ったよ。でも当たり前だけど止まっている時間はないし、タイヤも今更変えられない。グリッドで新品タイヤに変えていたんだからね」
「このタイヤは跳ね始めるんだ。初日には7人、それより多くのライダーが経験していたし、ミル(ジョアン・ミル/スズキ)は予選でこれが起こっていた」
「僕のタイヤは、ここまで完璧だった。でも今日のは信じられないようなモノだった」
「振動が酷くて、チャタリングも酷いものだった。序盤の6~7周はフレッシュなリヤタイヤもあって、なんとか上手くマネジメントできていたんだ」
「だけど、これは無理というモノだった。週末を通じて僕はこのコースの高速パートであるセクター3が凄い良かった。でもそこでのライディングもできたものじゃなかった」
「クラッシュを避けられるのか……それがレース中ずっと問題だった」
「とても、とても遅い走りになっていたんだ。それでもこうしてレースを通して表彰台を争えたのには、驚かされた」
アプリリアは今回、エスパルガロだけではなくマーベリック・ビニャーレスもトラブルに見舞われた。エスパルガロと3番手集団を走っていたビニャーレスは、リヤのライドハイトデバイスが壊れてしまったのだ。
その結果、ビニャーレスはアプリリアでの自己ベストリザルト更新は間違いないと思われた状況ながら、レースをリタイアせざるを得なかった。
もっとも、ビニャーレス本人は今回のレースで良いライディングができたことに満足していると話している。
「実際のところ、ライディングを楽しめたからかなり満足しているんだ」と、ビニャーレスは言う。
「良いスタートが切れたし、強さを示すことができた。序盤のコーナーではレザースーツに何個もブラックマークをつけていたよ」
「それからはペースを保って進んでいった。終盤の10周は僕のベストラップになるだろうと思っていたんだ。スピンなどを抑制してタイヤのパフォーマンスをキープしてきたからね」
「だけどリヤのライドハイトデバイスが壊れてしまった。コースに留まるのはとても難しかったよ」
「ライドハイトデバイスは(車高が)下がった状態で壊れてしまって、元に戻ることはなかった。直ってくれと願っていたし、何度も位置を上げようとしたけど、もう戻らなかったんだ」
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