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【新モデルライン登場】新型フォルクスワーゲンID.4 GTX 今夏欧州発売 スポーツ性重視

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【新モデルライン登場】新型フォルクスワーゲンID.4 GTX 今夏欧州発売 スポーツ性重視

新しいパフォーマンスEV

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

【画像】新型フォルクスワーゲンID.4 GTX【標準モデルやライバルとの違いは?写真で比較】 全136枚

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

フォルクスワーゲンのEVラインナップの「スポーティなフラッグシップ」として、ツインモーターで300psを発揮し、最大480kmの航続距離を実現する、新型ID.4 GTXが発表された。

電動SUVのID.4の最上位モデルであり、新しい「GTX」の名を使用する最初のIDモデルでもある。GTXは、既存のGTI、GTE、GTDと並んで、パフォーマンスに重点を置いたモデルとなる。

フォルクスワーゲンは、ID.4 GTXが「サステイナビリティとスポーティさは相反するものではない」ということをアピールすると述べている。

GTIシリーズがゴルフを中心に展開しているのに対し、SUV市場の重要性が高まっていることと、小型のID.3では対応できないツインモーターのパワートレインを採用したことから、初のGTXモデルにID.4が選ばれた。

GTX専用スタイル

ID.4 GTXには、「GTX」のバッジのほか、ハイグロスブラックのエアインテークグリル、ブラックのルーフおよびリアスポイラー、アンスラサイトのルーフバーなど、標準のID.4との差別化を図るためのスタイリング要素が多数採用されている。

リアバンパーは新デザインで、リアディフューザーには独自のインサートが施されている。また、フロントのLEDライトには専用デザインを採用し、リアのブレーキランプはX字型をイメージした形状となっている。

インテリアでは、ダークブルーのダッシュボードパネルやレザー調のドア内張り、レッドのコントラストステッチなど、専用のカラースキームを採用している。ただし、GTI、GTE、GTDモデルでおなじみのタータンチェック柄は設定されていない。プレミアム・スポーツシートもオプションだ。

パワートレインは、リアアクスルに最高出力204psの同期モーター(PSM)、フロントアクスルに非同期モーター(ASM)を搭載する。この2つのモーターの組み合わせで300psを発揮するが、トルクはまだ発表されていない。0-100km/h加速で6.2秒、最高速度は180km/hに達する。

全輪駆動システムはコンピューター制御されており、電力消費効率、動力性能、安定性のバランスをとるため、トルクをどのように使用するかが自動的に判断される。デフォルトでは、リアアクスルのみにパワーを送り、トラクションとパフォーマンスの向上が必要な場合にのみフロントモーターを使用する。

航続距離は最大480km

GTXには、ID.4で最大となる24セル、77kWhのリチウムイオンバッテリー(重量486kg)が搭載されており、航続距離は最大480kmで、減速時の回生エネルギーも活用する。ドライブモードは、GTX専用の「スポーツ」を含む5種類が用意されている。

オプションのスポーツ・パッケージでは、標準モデルと比較して車高を15mm下げるほか、プログレッシブ・ステアリングを装備する。スポーツ・プラス・パッケージでは、高性能シリーズのRモデルに搭載されているDDCアダプティブ・シャシー・コントロールを追加し、ショックアブソーバーを制御することで、よりハードでスポーティーな走りを実現する。

今年の夏にドイツで発売され、今年後半には英国にも導入される。7500ユーロ(約98万円)の補助金を受けることができるドイツでは、価格は5万415ユーロ(657万円)からとなる。正式な発表はまだないが、英国での価格は5万ポンド(752万円)前後からになると予想される。

ID.4 GTXの後には、同じバッジを使用したパフォーマンス重視のIDモデルが続々と登場する予定だ。フォルクスワーゲンはまだ公表していないが、近日発売予定のクーペSUV、ID.5のGTX仕様が次に登場する可能性が高い。

また、フォルクスワーゲンのR部門は、一連の高性能モデルの開発に取り組んでいると言われており、ID.3 Rもその中に含まれる可能性がある。

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みんなのコメント

1件
  • なんか直線的なカチットした感じがなくらしくないですねー。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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