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二度見必至の衝撃ルックス! タイヤ開発のためだけに作られたたった1台のマイバッハ「エクセレロ」って何もの?

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二度見必至の衝撃ルックス! タイヤ開発のためだけに作られたたった1台のマイバッハ「エクセレロ」って何もの?

 この記事をまとめると

■マイバッハが1台だけ作製した「エクセレロ」について解説

さすがにマイバッハにSUVは不要じゃない? GLS 600が存在する「至極単純」な理由

■タイヤメーカー「フルダ」の製品プロモーションの一環で作製された

■コンセプトカーだが700馬力を誇るエンジンを搭載しており走ることも可能だった

 世界に1台だけのマイバッハが手掛けたスペシャルモデルとは

 いったい、このクルマは何だ?

 2005年に登場したマイバッハ「エクセレロ」は当時、その独特の存在感が世界の注目を集めたものだった……。

 なにせ、タイヤ開発が主な目的というのだから。その内情はいったい、どうなっていたのだろうか?

 ドイツのメルセデス・ベンツ(旧ダイムラー)が誇る、超高級ブランドがマイバッハである。そもそも、1900年代初頭の自動車産業創生期に誕生した自動車メーカーだったが、1960年にはダイムラーの関連企業となる。

 そんなマイバッハだったが、現在まで続く量産モデルとして登場したのは2000年代に入ってからだ。なぜ、そのタイミングだったかといえば、当時はSクラス、Eクラス、Gクラスなどでアフターマーケットによる超高級化路線が世界的なブームとなったからだ。

 当時、チューニングメルセデスベンツの御三家と言われたのが、ドイツのブラバス、ロリンザー、そしてカールソンだった。

 世界の富裕層がそうした超高級メルセデスベンツを熱望するというトレンドに対して、マイバッハ量産車が復活したといえる。

 筆者も当時、これら御三家の取材でドイツ現地取材をかなり頻繁に行っており、そうした環境の中でマイバッハの復活を知った時、「果たして、高級車市場はこれから、どこを上限に広がっていくのだろうか?」と期待と不安を感じたものだった。

 そうした中で登場したのが、マイバッハ「エクセレロ」だった。

 ボディ寸法が全長5834mm×全幅2121mm×全高1377mmというゴージャスな2ドアクーペだ。パワートレインは、AMGやマイバッハ57が搭載していたV型12気筒をベースに700馬力化。

 エクセレロとは、グッドイヤー傘下のタイヤブランドであるドイツのFULDA(フルダ)タイヤの高級製品だ。チューニングメルセデス・ベンツでは、大径タイヤがブームとなっており、そうしたトレンドに商機を捉えたかたちだ。

 装着していたタイヤサイズは、315/25 ZR23。

 つまり、マイバッハ「エクセレロ」はFULDAのセールスプロモーションを目的として、当時のダイムラーが試作車を手がける社外カロッツェリアに依頼して製作した、いわゆるワンオフモデルだった。

 ただし、モーターショーに登場する張りぼてのコンセプトモデルではなく、実際に走行が可能で、当時最高速アタックで欧州のチューナーの多くが使用していた、イタリアのナルドでは時速351kmを記録している。

 チューニングメルセデス・ベンツが活況だったあの頃だから実現した、世界にたった1台のモデルだといえるだろう。

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