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モンテカルロ9勝誇るトヨタのオジエ「僕にとって絶対に出場しなくてはならないラリー」/WRC第1戦 事前コメント

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モンテカルロ9勝誇るトヨタのオジエ「僕にとって絶対に出場しなくてはならないラリー」/WRC第1戦 事前コメント

 1月25日(木)から28日(日)にかけて、モナコ公国を中心に開催される『ラリー・モンテカルロ』にて、いよいよ2024年WRC世界ラリー選手権が開幕する。シーズン最初の一戦としてファンにはおなじみの同ラリーを皮切りに、今季も世界各地で全13戦が繰り広げられる。

 そんな開幕戦モンテカルロを前に“ラリー1規定”3年目を迎えたTOYOTA GAZOO Racing WRT、ヒョンデ・シェル・モービスWRT、Mスポーツ・フォードWRTの3陣営より今大会に出場するドライバーたちのコメントが届いている。

GRヤリス・ラリー2も初登場、WRC開幕戦モンテカルロに70台が出場へ。オジエは地元で10勝目狙う

■Mスポーツ・フォードWRT
●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)
「モンテカルロでのプレイベントテスト(PET)は本当にうまくいったし、初日のミックスコンディションではマシンのフィーリングが本当に良かった。ポジティブだったし、ラリー1のマシンに戻れて本当にうれしかった。2日目は一部ターマックも出ているフルスノーステージだったが、ラリーで雪が降ったら本当に面白いドライビングになると思う。雪はそれほど多くならないようだが、少なくとも準備はできているよ。山はわからないからね!」

「今では本当に準備ができたと感じているけれど、モンテカルロでは謙虚でいなければならないことはわかっている。このラリーには大いに敬意を払う必要がある。とくに今年はアルプスの山岳地帯に戻るので、雪や氷で本当に難しいコンディションになることがある。フランスのこの地域ではいつもそうであるように、厳しいラリーになるのは確かだろう。本当の課題は天候とステージのコンディションだ」

●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)
「プレシーズンテストでは、スノーで1日、ターマック(舗装路)で1日と、充実した2日間を過ごした。雪の上ではとても順調だった。ラリーでそのようなコンディションになるかどうかはわからないけれど、もしそうなれば準備は万端だ。ターマックのテストでは多くの走行を行ったし、セッティングやタイヤの組み合わせもいくつか違うものを試した」

「シーズンの良いスタートを切りたいという意欲は充分にあるし、動き出すのを楽しみにしている。シーズンをしっかりスタートして、ミスをしないでラリーを終えたいね。今年をポジティブな調子で始めれば、勢いを維持して、シーズンを通してペースを上げることができるだろう」

■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)
「ヒョンデと旅を続けることができてうれしいよ。僕はチームで11シーズン目を迎える。彼らは僕に大きな信頼を寄せてくれるし、僕は過去2年間にわたって彼らのマシンの開発を手伝ってきた。僕たちの2024年の目標は、ドライバー選手権とマニュファクチャラー選手権の両方タイトル獲得に向けて懸命にプッシュすることだ」

「それを達成するための最初のステップは、モンテカルロで高いパフォーマンスを発揮することだ。気象条件が予測不可能だし、とくに夜のステージでは路面状態が変化するので難しいイベントだ。僕たちは過去にここで競争力を発揮してきたし、表彰台に立つために何が必要かわかっている。今年は可能な限り最高の結果を目指すつもりだし、フィールドの上位につけることを願っている」

●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)
「モンテカルロでシーズンをスタートするのはいつも困難なものだ。今年はイベントの開催地がギャップ地域に戻るので、過去数シーズンよりも多くの雪と氷に見舞われる可能性があるし、コンディションは複雑でトリッキーになると予想している」

「テストに参加できたのは1日だけだったが、コンディションにはかなり恵まれて、濡れた路面や凍結した路面に加えてスリックタイヤで走行することができた。全体的にマシンのフィーリングは素晴らしく、良いリズムを掴むことができた。ラリー自体の目標は表彰台を獲得することだが、もちろん可能な限り最高の結果を目指してプッシュしていくよ」

●アンドレアス・ミケルセン(#9 ヒョンデi20 Nラリー1)
「WRC2からラリーのトップクラスに戻るのは本当にエキサイティングなことだし、ヒョンデ・モータースポーツに戻ってくるのはとても良い気分だ。まったく新しいマシンとレギュレーションのために、僕にとってはこれまでと違う環境になるけれど、それに挑戦する準備はできている」

「2024年をモンテカルロからスタートできることをとてもうれしく思う。モンテカルロはとても多くの要素が関係するエキサイティングなラリーだ。ここではタイヤ選択と戦略が、成功するために大きな役割を果たす。つまり、マシンのことをそれほど理解できず、最速のペースを出せなかった場合でも、良い結果を達成できる可能性があるということだ。可能な限り最高の順位でラリーを終えたい。2022年のWRC2ではここで勝利を収めたから、最後のステージまでプッシュして、できるだけ多くのポイントを獲得すると心に決めて臨むよ」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「新しいシーズンの始まりはいつもワクワクするし、それがラリー・モンテカルロであればなおさらだよ。2023年は僕たちにとって大きな進歩があり、正しい方向に進んでいることを示すことができたと感じている。もちろん、2024年はさらに上を目指したいと思っているが、それを達成するのは簡単ではないはずだ」

「競争が厳しいのは毎年のことなので、チームとしてつねに改善を続けてきたし、今シーズンもベストを尽くす準備はできているよ。今年のラリー・モンテカルロはふたたび開催地が北に移動するため、冬型のコンディションになる可能性が高くなると思う。ラリー前のプレイベントテストはトリッキーなコンディションで、いい練習になったが、このラリーは対峙するコンディションにどれだけうまく合わせられるかがすべてだと思う」

●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「今年も新しいシーズンを迎えられることを嬉しく思っているし、このチャンスに全力で取り組みたい。ここ2、3年はチームと楽しく仕事を進めてきて、いい結果を残すことができているので、このアプローチを今後も続けたい」

「そして2024年は、もちろんラリー・モンテカルロから始まる。僕にとってモンテカルロは絶対に出なくてはならないラリーだし、多くの期待を抱いている。ここはコンディションが非常に厳しくなることが多く、何も保証されないという点で、他のどのイベントよりも謙虚に臨まなければならないラリーなんだ。自分にとって数字は一番のモチベーションではないが、もしこのラリーで10勝目を挙げることができたとしたら、それは非常に特別なことになるだろうね」

●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「モンテカルロ周辺の山々に戻るのは嬉しいですし、新しいシーズンに向けての準備はできています。毎年、期待は大きくなっていきますが、僕はそのようなプレッシャーが好きですし、トップで戦いたいと思っているので、2024年はより良い結果を出せるように頑張ります。コンスタントに表彰台争いに加わり、初優勝を狙いたいと思っています」

「チャレンジを楽しみ、限界まで攻め続け、ハードワークを続けるつもりです。エンジニアたちはクルマをさらに改善するため一生懸命仕事に取り組んでいますし、ファクトリーでは全員がハードに働いていることを感じているので、2023年よりもさらに良くなると確信しています。ラリー・モンテカルロはコンディション的にもっともトリッキーなラリーのひとつで、タイヤ選びも難しいですが、チャレンジする準備はできています」

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