レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、2019年シーズン途中にトロロッソへと降格させられたピエール・ガスリーについて、F1で再び成功を収めるために必要なものを備えていると評価した。
F1フル参戦2年目にしてレッドブルへと加わったガスリーだったが、苦しいシーズン前半を送った。表彰台を獲得できないまま夏休みに入ると、レッドブルはアレクサンダー・アルボンとガスリーの”交代人事”を決断した。
■ハリウッド映画のようだった……ガスリー、激動の2019年を振り返る
トロロッソへ出戻る形となったガスリーだが、速さを取り戻し順調にポイントを積み重ね、ブラジルGPでは2位表彰台を獲得した。
ガスリーの走りに感銘を受けたマルコは、「それは信じられないほどの成功だった」とmotorsport.comの独占インタビューで語った。
「心理状態がどんな影響を及ぼすかということが分かると思う」
「この結果を予想していたと言ったら、完全な嘘になる。(ダニール)クビアト(2016年シーズン途中にレッドブルからトロロッソへと降格となった)とは対照的に、ガスリーは復活した。神に感謝する」
「彼はレッドブルでの6カ月間で、教訓を学んだだろう。彼は将来、素晴らしいドライバーになることができると思う」
レッドブルはこれまで、ガスリーのトロロッソ移籍は降格ではなく、彼にかかるプレッシャーを取り除き、自信を取り戻させるための措置だと主張し続けている。
「私は『降格』という言葉と戦わなくてはいけない」と、マルコは説明した。
「我々はF1について語っているんだ。一体どれだけのドライバーがF1ドライバーになることを夢見ていると思う?」
「そして彼は、トップを争うF1チームから中団争いをするチームへと移った。しかし彼はまだお金を稼いでおり、最高峰のクラスにいるんだ。これは降格ではなく、新たなチャンスの始まりだと思う」
ガスリーは移籍時にそれを理解していたのかどうか訊くと、マルコは「最初、ガスリーはそう見えなかったが、今は違うと思う」と答えた。
「ガスリーはトロロッソに移籍してすぐ、我々が最初に契約を結んだ時の彼に戻った」
「彼がトロロッソで強さを発揮できた理由は、トロロッソが彼にとって扱いやすいマシンで、なおかつプレッシャーも小さかったからだ」
「ただし、(レッドブルでの不振の)責任の一端は彼にもあると思う。彼は常にフェルスタッペンと彼自身を比較していて、周りが見えていなかった」
「彼はマックスの方が速いこと、そして長い時間をかけて経験を積んでいることを認めるべきだった。しかし彼はあらゆる分野で張り合おうとして、結果的にうまくいかなかった。その点に関しては、残念ながら間違っていたと言わざるを得ない」
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