現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【試乗】スポーツハイブリッドシステムが投入された流麗なフォルムのセダン、ホンダ インサイト

ここから本文です

【試乗】スポーツハイブリッドシステムが投入された流麗なフォルムのセダン、ホンダ インサイト

掲載 更新
【試乗】スポーツハイブリッドシステムが投入された流麗なフォルムのセダン、ホンダ インサイト

初代型は1999年、2代目は09年、3代目は18年と10年ごとにその時代に合ったクルマとしてインサイトはデビューしている。(Motor Magazine 2019年4月号より)

ハイブリッド車として完成度の高い走行フィーリング
復活したホンダのインサイトは流麗なフォルムのセダンとして登場した。ベースはシビックだが、しっかり別の魅力を持ち、最近のホンダ車としては美しくスポーティなデザインに仕上がっている。初代とはもちろん先代とも違ったコンセプトであることは一目瞭然だ。

見た目は運転免許証に似ている「運転経歴証明書」って何?【くるま問答】

今回もハイブリッド専用車となるが、そのパワートレーンはついに2モーター化された。ホンダがスポーツハイブリッドi-MMDと呼ぶ、ステップワゴンやCR-Vなどのものと基本を同じくする、今後のホンダのハイブリッド(HEV)/プラグインハイブリッド(PHEV)の主力となるシステムである。

インテリアは専用設計。広範囲のソフトパッド、速度計以外をデジタル化したメーターなどによりシビックよりずいぶん立派になった。太すぎるステアリングホイール、ハード樹脂部分のテカリ感など、まだ気になるところがないわけではないが……。

試乗したのは、内外装に専用品を装備したインサイトEXブラックスタイル。肝心な走りも、やはり狙いは上質感のようだ。エンジンによる駆動は高速域のみ行い、あとは発電機に徹し、電気モーターによって走行するハイブリッドシステムは非常に静かで滑らかな走行を可能にしている。電気モーター駆動だけにドライバビリティも上々。完成度は高く新鮮味、訴求力は十分にある。

残念なのはサスペンションのダンピングが足りず常に姿勢がふわふわ落ち着かないこと。またステアリングホイールの操舵力が重い上に、直進時の据わりが今ひとつなのも気持ち良くない。サスペンションをもう少し引き締め、操舵力を軽くした方が軽やかで質感の高いフットワークになるのではないだろうか。

高めのターゲット年齢層がこうした設定に繋がっているのかもしれないが、このスタイリング、動力性能は若いユーザーにも訴求できるはずである。その意味で、シャシの設定と内外装色の設定は再考の余地がある。ターゲット層だって必ずしも地味な色のクルマにばかり乗りたいわけじゃないはずだ。(文:島下泰久)

ホンダ インサイトEXブラックスタイル主要諸元
●全長×全幅×全高=4675×1820×1410mm●ホイールベース=2700mm●車両重量=1390g●エンジン= 直4DOHC●排気量=1496cc●最高出力=109ps/6000rpm●最大トルク=134Nm/5000rpm●モーター最高出力=131ps/4000-8000rpm●モーター最大トルク=267Nm/0→3000rpm●駆動方式=FF●トランスミッション=CVT●車両価格=362万8800円(税込)

[ アルバム : ホンダ インサイト はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

大型トラックに付いている「謎の小窓」何の意味? 実は大切な場所だった! 意外な構造とは
大型トラックに付いている「謎の小窓」何の意味? 実は大切な場所だった! 意外な構造とは
くるまのニュース
高速道路の「ランプ閉鎖」って何のランプ?ランプ閉鎖はバイクにも影響ある?
高速道路の「ランプ閉鎖」って何のランプ?ランプ閉鎖はバイクにも影響ある?
バイクのニュース
2025年モデルのランドローバー・ディスカバリー・スポーツが日本での予約受注を開始
2025年モデルのランドローバー・ディスカバリー・スポーツが日本での予約受注を開始
カー・アンド・ドライバー
ウイリアムズF1、シーズン序盤のクラッシュ連発で開発競争に遅れ? アルボン懸念「ハースとRBは大きな一歩を踏み出している」
ウイリアムズF1、シーズン序盤のクラッシュ連発で開発競争に遅れ? アルボン懸念「ハースとRBは大きな一歩を踏み出している」
motorsport.com 日本版
ホンダが新型「軽バン」今秋発売! 斬新「前後2人乗り」&カラーに注目!? 注目度高い「N-VAN」どんな人が買う?
ホンダが新型「軽バン」今秋発売! 斬新「前後2人乗り」&カラーに注目!? 注目度高い「N-VAN」どんな人が買う?
くるまのニュース
ヤマハ「YZF-R15/R15M」 2024年モデルを台湾で発表
ヤマハ「YZF-R15/R15M」 2024年モデルを台湾で発表
バイクのニュース
じつは「鉄ちゃん」には当たり前! ハイブリッドやEVでよく聞く「回生ブレーキ」ってそもそもなに?
じつは「鉄ちゃん」には当たり前! ハイブリッドやEVでよく聞く「回生ブレーキ」ってそもそもなに?
WEB CARTOP
ヒョンデIONIQ 5の高性能バージョン“N”モデルが日本上陸
ヒョンデIONIQ 5の高性能バージョン“N”モデルが日本上陸
カー・アンド・ドライバー
ダイハツ、本社工場で4カ月ぶりに生産再開 国内すべての工場が稼働
ダイハツ、本社工場で4カ月ぶりに生産再開 国内すべての工場が稼働
日刊自動車新聞
【マラネロだけになせる技】V12へのオマージュ 812後継モデル「フェラーリ 12チリンドリ」登場 純粋主義者のためのV12フェラーリ!
【マラネロだけになせる技】V12へのオマージュ 812後継モデル「フェラーリ 12チリンドリ」登場 純粋主義者のためのV12フェラーリ!
AutoBild Japan
「東海環状道直結」に前進!? 「豊田南バイパス」全通予定が発表! 2026年度に瀬戸方面へ直結 “渋滞市街”ぐるりスルーの幹線道路
「東海環状道直結」に前進!? 「豊田南バイパス」全通予定が発表! 2026年度に瀬戸方面へ直結 “渋滞市街”ぐるりスルーの幹線道路
くるまのニュース
課題ありの輸送業界、「ジャパントラックショー2024」を横浜で開催 5月9-11日
課題ありの輸送業界、「ジャパントラックショー2024」を横浜で開催 5月9-11日
レスポンス
アストンマーティンが66階建ての超高級タワーマンション「アストンマーティン・レジデンス・マイアミ」を公開
アストンマーティンが66階建ての超高級タワーマンション「アストンマーティン・レジデンス・マイアミ」を公開
@DIME
タイではピックアップトラックが激戦区! 意外にも中国メーカーがBEVじゃなく「ハイブリッド」を投入するワケ
タイではピックアップトラックが激戦区! 意外にも中国メーカーがBEVじゃなく「ハイブリッド」を投入するワケ
WEB CARTOP
フェルスタッペン獲得への興味公言しレッドブルから批判されたウルフ代表、”何のこと?”とすっとぼける。
フェルスタッペン獲得への興味公言しレッドブルから批判されたウルフ代表、”何のこと?”とすっとぼける。
motorsport.com 日本版
トヨタ「新型ミニランクル」まもなく登場!? カクカク斬新デザイン採用? 噂の「ランドクルーザーFJ」 期待されるコトとは
トヨタ「新型ミニランクル」まもなく登場!? カクカク斬新デザイン採用? 噂の「ランドクルーザーFJ」 期待されるコトとは
くるまのニュース
インディアン「ロードマスターリミテッド」はバイクの域を超えた快適性能! 後部座席はお姫様ダッコ以上!?
インディアン「ロードマスターリミテッド」はバイクの域を超えた快適性能! 後部座席はお姫様ダッコ以上!?
バイクのニュース
マフラー選びの決め手、『合法性と性能の両立』が求められる~カスタムHOW TO~
マフラー選びの決め手、『合法性と性能の両立』が求められる~カスタムHOW TO~
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

335.5372.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.9350.0万円

中古車を検索
インサイトの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

335.5372.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.9350.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村