ビザ・キャッシュアップRB F1チーム(RB)が、6月8日、角田裕毅が2025年に残留することを発表。チーム代表ローレン・メキースとCEOピーター・バイエルが、角田の残留を望んだ理由を語り、彼のF1ドライバーとしての成長を高く評価した。
角田は2021年にRBの前身アルファタウリと契約し、F1にデビュー。2025年はF1での5年目を迎える。今年はより成熟し、チームをリードする存在となり、ここまでの8戦でチームが挙げた24ポイントのうち、19ポイントを獲得、ドライバーズランキング10位に位置している。
角田裕毅、RBとの契約延長を発表。2025年も残留決定、F1で5年目のシーズンへ
チーム代表ローレン・メキースは、「私は、ファエンツァのチームに復帰する前から、裕毅のF1での進歩を興味深く見てきた。年々、彼は印象的な進歩を遂げていた」とコメントした。
「今年彼が成し遂げたステップアップはまさに驚異的で、レースごとに我々を驚かせ続けている。彼が生まれながら持ち合わせているスピードに疑いの余地はなく、今でははるかに成熟したアプローチが加わり、この組み合わせにより、彼は非常に速く、安定したパフォーマンスを発揮するドライバーとなり、素晴らしいチームプレイヤーにもなっている」
「我々は、彼が我々に何を求めているかへの理解を深め続けており、その逆についてもそうだ。そのため、ドライバーとしての裕毅とチームとしてのビザ・キャッシュアップRBは、ともに前進している」
「我々は同じ野心を共有している。そのため、ともに旅を続けるのに良い理由がいくつかある。彼にはまだ多くの可能性がある」
CEOピーター・バイエルは「裕毅はレッドブルとホンダのジュニアドライバー・プログラムの卒業生であり、すべての関係者の素晴らしい仕事のおかげで、彼は現在のパフォーマンスレベルに到達することができた」と語った。
「『勝っているチームに変更を加えるな』と言われる。我々は裕毅が我々の将来の一部であることを確認できてうれしく思う」
「彼はレーストラック内外で貴重な存在であり、その魅力的な性格により世界中のファンに非常に人気がある。我々は彼がチームにとどまることに興奮している」
今回の発表で、RBは角田のチームメイトについては触れていない。現在のレースドライバー、ダニエル・リカルドとリザーブドライバーのリアム・ローソンが有力候補であると考えられている。
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