現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型アルファード&ヴェルファイアは「ほかのミニバン」など眼中なし! ライバルはこの先登場する「クラウンセダン」「センチュリーSUV」だった

ここから本文です

新型アルファード&ヴェルファイアは「ほかのミニバン」など眼中なし! ライバルはこの先登場する「クラウンセダン」「センチュリーSUV」だった

掲載 181
新型アルファード&ヴェルファイアは「ほかのミニバン」など眼中なし! ライバルはこの先登場する「クラウンセダン」「センチュリーSUV」だった

 この記事をまとめると

■新型アルファード/ヴェルファイアはクラウンセダンが競争相手であることを宣言した

じつは「デザイン代」がない超大変な作業! 新型アルファード&ヴェルファイアの「イケてる」デザインの秘密

■クラウンセダンに挑むにあたってショーファーカーとしての面が大幅に強化されている

■新型アルファード/ヴェルファイアはトヨタのフラッグシップになりつつある

 発表会場ではライバルとしてクラウンセダンを挙げた

 トヨタのミニバンフラッグシップ「アルファード/ヴェルファイア」のフルモデルチェンジ発表会で、驚いたことのひとつが、トヨタ自身がアルファード/ヴェルファイアのライバルとして、今年秋に発売予定のクラウンセダンを挙げたことだった。

 自動車メディア的にはアルファード/ヴェルファイアのライバルといえば日産エルグランドであり、メルセデス・ベンツVクラスであり、はたまた帰ってくるホンダ・オデッセイあたりだったりするのだが、トヨタは他銘柄のミニバンは”目じゃない”と思っているというわけだ。

 アルファード/ヴェルファイアのうち、とくにアルファードはVIPやエグゼクティブの乗るショーファーカーとして多く使われている。新型ではそうした面での機能性についても大幅に進化させたということだろう。

 たとえば、新開発の低騒音タイヤの採用、ノーズやピラーの形状最適化などにより走行中のノイズを抑えているのは当たり前。加えて、ノイズの周波数バランスまで考慮することで「森のなかにいるような」心地よい静かな空間を実現しているという。

 ご存じのように、新しくなるクラウンセダンはハイブリッドと燃料電池車を設定することが発表されている。電動車が静粛性において有利なのは言うまでもなく、同等レベルをアルファード/ヴェルファイアのNVH性能において追求したということだろう。

 意外かもしれないが、新型アルファード/ヴェルファイアではハイブリッドにFWDタイプを新設定している。これはハイブリッドに期待される燃費性能をよりレベルアップするためということだ。これは、FRハイブリッドのクラウンセダンと比較したときの経済性も意識しているのかもしれない。

 2列目シートにはトヨタのおもてなしがあふれている

 VIPの指定席である2列目シートにおいては、取り付け部分にゴム製ブッシュを使うほか、背もたれやアームレストに低反発フォームパッドを採用するなどして、乗員が感じる振動を従来モデル比で3分の1に低減したと発表されている。

 さらに2列目へのおもてなし表現として、スライドドアの窓部に設置される電動サンシェードを上から降りてくるタイプとしているのも注目だ。日差しを遮りながら風景も楽しみたいというニーズに応えるためのメカニズムで、これをトヨタ車として初採用したというのは、ショーファーカーとしての価値を細部までこだわってきたことの証だ。

 発表会では、ショーファーカーのライバルとしてトヨタの最高級モデルである「センチュリー」とも比較されることを意識しているという意味合いの発言もあった。もはやミニバンではなく、トヨタ自身のフラッグシップを作り上げたという自信作というわけだ。

 冒頭で、アルファード/ヴェルファイアのことをミニバンフラッグシップという枕詞で表現したが、当のトヨタはミニバンなどとは思っていないのかもしれない。最高のショーファーカーとしてアルファードは作り込まれてきたといっても過言ではなさそうだ。

 加えて、アルファード/ヴェルファイアの発表会では、前々から噂されているセンチュリー・クロスオーバーSUVのシルエットをスクリーンに映し出すというサプライズのサービスもあった。セダン、ミニバン、SUVとあらゆるカテゴリーにおいてショーファーカーを用意するという宣言でもあるだろうし、センチュリーSUV(仮)を前提としたポジションも、アルファードの開発では考慮したということを暗に示しているのではないだろうか。

こんな記事も読まれています

【このシューマッハの550なんぼ?】日本にあったシューマッハの私有車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションに出品された その落札想定価格は?
【このシューマッハの550なんぼ?】日本にあったシューマッハの私有車「フェラーリ 550 マラネロ」がオークションに出品された その落札想定価格は?
AutoBild Japan
無線で進化する自動車! テスラがリードし国内メーカーも追随する「車載OTA」とは何か
無線で進化する自動車! テスラがリードし国内メーカーも追随する「車載OTA」とは何か
Merkmal
地獄の渋滞「川越市」念願の"4車線化"事業に反響多数!?「ここはひどい」「金曜夕方は地獄」中心部バイパスの「川越北環状線」拡幅どこまで進んだ?
地獄の渋滞「川越市」念願の"4車線化"事業に反響多数!?「ここはひどい」「金曜夕方は地獄」中心部バイパスの「川越北環状線」拡幅どこまで進んだ?
くるまのニュース
「ポールスター3」に後輪駆動のエントリー仕様、EV航続はシリーズ最長650kmに
「ポールスター3」に後輪駆動のエントリー仕様、EV航続はシリーズ最長650kmに
レスポンス
メルセデス・ベンツ唯一のカブリオレモデル 新型「CLEカブリオレ」日本上陸 新たな名前で登場した4座オープンカー
メルセデス・ベンツ唯一のカブリオレモデル 新型「CLEカブリオレ」日本上陸 新たな名前で登場した4座オープンカー
VAGUE
日独韓のスポーツハッチ比較:GRヤリス、ゴルフR、アイオニック5N
日独韓のスポーツハッチ比較:GRヤリス、ゴルフR、アイオニック5N
レスポンス
自転車や電動キックボードとは違って「歩行者」扱い! 乗る高齢者も周囲の人も覚えておくべき「電動シニアカー」のルール
自転車や電動キックボードとは違って「歩行者」扱い! 乗る高齢者も周囲の人も覚えておくべき「電動シニアカー」のルール
WEB CARTOP
”3年ぶり復活”のトヨタ「ヴィッツ」に期待!? 約145万円の全長3.7m級「コンパクトカー」! MTもある「最新モデル」南アフリカで活躍
”3年ぶり復活”のトヨタ「ヴィッツ」に期待!? 約145万円の全長3.7m級「コンパクトカー」! MTもある「最新モデル」南アフリカで活躍
くるまのニュース
父とチーム代表の“場外乱闘”に巻き込まれたフェルスタッペン。事情を把握し「避けられたシナリオだった」
父とチーム代表の“場外乱闘”に巻き込まれたフェルスタッペン。事情を把握し「避けられたシナリオだった」
motorsport.com 日本版
新時代を思わせるデザインと性能!!  電動スポーツスクーターFELO「FW07」が気持ちいい!
新時代を思わせるデザインと性能!! 電動スポーツスクーターFELO「FW07」が気持ちいい!
バイクのニュース
夏場のオーバーヒート対策! 強化ラジエターキャップの選び方~カスタムHOW TO~
夏場のオーバーヒート対策! 強化ラジエターキャップの選び方~カスタムHOW TO~
レスポンス
レベル4自動運転技で大手自動車メーカー2社と提携、イスラエル企業が短距離LiDAR納入へ
レベル4自動運転技で大手自動車メーカー2社と提携、イスラエル企業が短距離LiDAR納入へ
レスポンス
メルセデスAMG SL【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
メルセデスAMG SL【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル詳報】最新モデルは個性明快。ホンダ・ヴェゼルのクラスレスな魅力を体感
【最新モデル詳報】最新モデルは個性明快。ホンダ・ヴェゼルのクラスレスな魅力を体感
カー・アンド・ドライバー
いすゞ新型「“3列7人乗り”SUV」公開! めちゃ「スポーティグリル」&ド迫力ブラック顔! 新型「MU-X」タイで展示
いすゞ新型「“3列7人乗り”SUV」公開! めちゃ「スポーティグリル」&ド迫力ブラック顔! 新型「MU-X」タイで展示
くるまのニュース
「日本人の平均年収は458万円」でBMWの人気セダン「5シリーズ」は買えますか? 「無理のない購入」には年収はいくら必要か!?
「日本人の平均年収は458万円」でBMWの人気セダン「5シリーズ」は買えますか? 「無理のない購入」には年収はいくら必要か!?
VAGUE
スズキ バンディット400[名車バイクレビュー] レプリカブーム後に生まれた、オシャレ路線のスポーツネイキッド
スズキ バンディット400[名車バイクレビュー] レプリカブーム後に生まれた、オシャレ路線のスポーツネイキッド
WEBヤングマシン
街中でひときわ目立つ「ラッピングバス」 その広告効果が全然あなどれないワケ
街中でひときわ目立つ「ラッピングバス」 その広告効果が全然あなどれないワケ
Merkmal

みんなのコメント

181件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村