スイスの自転車ブランド「BMC」より、未舗装路(グラベル)を含む多様な地形に対応するオールロードタイプの自転車「KAIUS01(カイウス・ゼロワン)」がリリースされました。
「グラベル」というカテゴリーは、舗装されていない道などを含む、より広いフィールドを走るジャンルです。オールロード(=グラベルロード)とはまさにその意味で、さまざまな地形でパフォーマンスを落とすことなく走破することを指し、欧米を中心に急激な発展を見せています。2022年はグラベル世界選手権大会も開催され、「グラベルレース」という定義を位置付けています。
【画像】BMC「KAIUS01 THREE」(2023年型)の詳細を見る(9枚)
BMCが作り出した意欲作「カイウス01」は、レースの分野で豊富な実績を持つBMCならではのバイクです。なかでも多くの勝利に貢献をしてきた「チームマシーン」シリーズ(BMCのレーシングバイク)のテクノロジーをグラベルレース用にブラッシュアップしたもので、車体には重要な4つのファクターである軽量化、剛性、快適性、エアロダイナミクスが活かされています。
「やわらかい砂利道でも、パワーロスせずに適正なトラクションを発揮して生み出されるクライムやスプリント性能。飛び石等の衝撃にも負けない強度。カイウス01は、ライダーが遭遇するあらゆる局面をものともせずライドできる、ハイパフォーマンスバイクです」(BMCより)
グラベルレースで勝利するというテーマをもとに、専用のフレームはリーチを長く、前輪を一般的なロードバイクより前方に移動させ、安定性と柔らかい路面でのトラクションを向上させています。また、短いステムは常にダイレクト感があり、レスポンスの高いハンドリング性能をサポートしています。
フレーム素材には高強度カーボンを適所に配置し、必要な快適性や剛性、強度の適正なバランスを保ちながら軽量化も犠牲にしていません。グラベル特有の飛び石や、強い衝撃にさらされている箇所は強化され、砂利が多いコースでも安心してライドできると言います。
日本では「カイウス01」シリーズから「カイウス01 スリー」を展開。「SRAM(スラム)」の電動コンポーネント「RIVAL eTap AXS」を搭載し、価格(消費税10%込み)は101万2000円となっています。
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