世界耐久選手権(WEC)のプロモーターであるACO(フランス西部自動車クラブ)は、2020年から導入されるハイパーカーの技術規定について補足説明を行い、量産ベースのパワートレインよりも制限が多いものの、レース専用のユニットも使用可能だと明かした。
12月5日(水)、世界モータースポーツ評議会の会合が行われ、今年6月のル・マン24時間レースの際に発表された”ハイパーカー”クラスの技術規定が発表された。
■WECに2020年登場のハイパーカー、市販車パワートレインとの関連を義務付け。前後に可動空力デバイス搭載
この際、市販車ベースの内燃機関(エンジン)やハイブリッドシステムを搭載するケースの説明しか行われず、ハイパーカークラスでは量産ベースのパワーユニットが必須となるとの受け取り方が広くなされた。
しかし、ACOのスポーツディレクターであるヴィンセント・ボーメスニルは、エンジンやフロントアクスルMGU(モーター・ジェネレーター・ユニット)の両方に、2段階のレギュレーションがあると説明した。
ボーメスニルは「エンジンは量産ベースでも、純粋なレース用エンジンでも良い」とmotorsport.comに語った。
「量産エンジンを使用した場合、制限が少なくなる。市販車で使われている限り、カムシャフトのタイミングを変えることも可能だ」
「ハイブリッドシステムについても同様で、基本的にはフロントにモーターがひとつしか許されていないが、市販車用に開発されたものが2つのモーターを用いていれば、それを使用することができる」
メーカーが量産ベースのユニットを使用することを選択した場合、そのユニットを使用する市販車を最初のシーズン終了後までに25台製造しなければならない。その数字は、第2シーズン終了後に100台まで増加する。
メーカーの製造するパワートレインはカスタマーが購入することも可能だが、レース用のユニット使用が許可されることで、カスタマーチームの選択肢が増えることになる。
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