■ついに「一部開通」が発表!
東京都は2024年10月、練馬区内で整備中の都市計画道路「放射第7号線」について、西側半分を先行開通させることを正式発表しました。
【画像】超便利!? これが「目白通り延伸部」の計画ルートと進捗状況です
放射第7号線は、都心から関越道の練馬ICまでをつなぐ「目白通り」を、さらに西方面へ延伸させるものです。
大泉地区をまっすぐ西へ貫き、西東京市内で南北大通り「伏見通り」で接続したあと、進路を北西に変えて新座市・東久留米市・清瀬市を経由し、最終的に所沢市の4車線道路へつながる計画です。
全線開通すれば、都心~所沢が1本の道路でつながり、ゴチャゴチャグチャグチャと生活道路が密集して混沌としていた北多摩地域に、悲願となる「都心直通の東西軸」が誕生することとなります。
そんな目白通り延伸部ですが、開通済みなのは大泉JCTを過ぎてすぐの大泉学園通りまで。そこから先の工区に、用地取得が困難をきわめている場所があります。
そのため、西東京市までの約2kmはまったく開通の見通しが立っておらず、西東京市内の開通区間は、ぽつねんと地域内交通として利用されるにとどまっていました。
今回、その練馬区内の「未開通部」2kmのうち、用地が取得済みで工事もほぼ終わっている西側半分1kmを、先行開通する方針が正式発表されました。
先行開通区間は、大泉西中学校前から西東京市境まで。もちろん都心へはつながっていませんが、伏見通りの西東京北町6丁目交差点から東へ、約1.6kmにわたって「まともな広い道路」が通行可能となります。近くにはライフ西大泉店もあり、買い物へ行くのに狭い路地をクネクネと走っていたのが、ほぼ目の前までまっすぐ到達可能になります。
交通開放の具体的な日時はまた後日発表されるとのこと。都心につながっていないので交通量も少ないと想定され、横断歩道や信号などは、今はとりあえずの暫定配置になるといいます。
最後の東側1kmについては、用地取得率が98%となっており、都は「早期の交通開放に向けて、現在、残る用地の取得に鋭意取り組んでいます」としています。
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