この記事をまとめると
■軽自動車の主流となるトール軽の歴史を振り返る
まさに弾丸のような走り! 90年代に若者を熱狂させたABCトリオ以外の「バカっ速中古軽自動車」3選
■ボディの形はバリエーションに富んでいたが大きな成功はしなかった
■軽自動車が成功するための鍵は車内空間の広さにある
そもそもナゼ軽自動車はトール系の道を歩み始めたか
2021年に国内で販売された新車の37%が軽自動車であった。さらに軽乗用車の50%以上は、全高が1700mmを上まわるスライドドアを備えたスーパーハイトワゴンになる。
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みんなのコメント
だが、この一見同じように見えるコンセプトは、その設計思想が全く違うのだ。
『トッポ』が、ただ単に屋根を高くしただけで、あとは運転ポジションも何も、ほとんど従来型の『ミニカ』と変わらないのに対し、『ワゴンR』は、フロアパネルを新設計の二重構造にすることで、座面を高くして乗員の視点を上げ、眺望性・視認性および開放感を向上させると共に、乗降のし易さまで獲得している。
(なお、スズキは『ハッスル』で『トッポ』に対抗したが、やはり単に屋根を高くしただけでは売れなかったことも影響したと思われる。)
つまり『トッポ』では、その後に続くこの手の「トール軽」のフォロワーは誕生しなかった点からも、『ワゴンR』こそが"元祖"なのだ!