現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > マセラティ初のハイブリッドモデルは956万円から! マセラティが2021年日本導入モデルの価格を発表

ここから本文です

マセラティ初のハイブリッドモデルは956万円から! マセラティが2021年日本導入モデルの価格を発表

掲載 更新 9
マセラティ初のハイブリッドモデルは956万円から! マセラティが2021年日本導入モデルの価格を発表

■マセラティ初のハイブリッドモデル

 マセラティは、同社初のハイブリッドモデル「ギブリ ハイブリッド」、あらたに加わったV8トロフェオエンジンを搭載する「ギブリ トロフェオ」、「クアトロポルテ トロフェオ」を含む2021年モデルの日本国内におけるラインナップと価格を発表した。

みるからにエロ悪オヤジ仕様のマセラティ登場! 限定30台のギブリはなかなかにエモーショナルだった

 また2021年モデルからギブリは、新しいフロントグリルと、ジウジアーロによってデザインされた「3200GT」や「アルフィエーリ」にインスパイアされたブーメラン型の新しいリアライトクラスターを採用。さらにマルチメディアシステムは大幅にアップグレードされている。

●ギブリ ハイブリッド

 マセラティのチェントロ・スティーレ デザインセンターがギブリ ハイブリッドに与えた新しいスタイリングは、クリーンなクルマの象徴ともいえるブルーカラーによって特徴づけられている。

 エクステリアにおいては、マセラティ伝統の三連のサイドエア・ベント、ブレーキキャリパー、Cピラーのサエッタロゴにブルーカラーのアクセントが取り入れられている。このブルーアクセントは、インテリアのシートステッチにも施され、ヘッドレストにはブルーのトライデントロゴを刺繍。ドアパネルやダッシュボードにも同様の意匠が施され、インテリアに軽やかさと現代性が与えられた。

 また新たなデザインに生まれ変わったフロントグリルには、音叉をモチーフとするダブルブレード・スポークが組み合わされている。

 そしてマセラティのDNAと完璧に調和するべく開発されたハイブリッド・エンジンは、パフォーマンスの向上に重点を置きながらも、同時に燃費効率を改善できるハイブリッドソリューションを選択。この革新的なパワートレインは、モデナにあるマセラティ・イノベーション・ラボのエンジニアによる研究開発の成果であり、内燃機関(2リッター4気筒ターボ)と48ボルトのオルタネーター、eブースター、バッテリーを組み合わせている。

 このソリューションは、同セグメントでは他に類を見ないものであり、パフォーマンス、効率性、ドライビングプレジャーのすべてにおいてドライバーを満足させる新世代のパワートレイン第一号となるものだ。

 また、バッテリーが車両後方に搭載されることにより、理想的な重量配分も実現。従来のディーゼルモデルに比べ、約80kgの軽量化を達成した。

 さらに、最高出力330ps、最大トルク450Nmをわずか1500rpmから発生するニュー ギブリ ハイブリッドは、最高速度255km/h、0-100km/h加速5.7秒という目を見張るパフォーマンスを発揮する。そして、排気ガスの流体動力学的側面にも注目し、共振器を調節することで増幅器を使わずにマセラティ独特のエンジンサウンドを生み出すことにも成功した。

 インフォテイメントシステムは、フレームレスデザインにより、サイズも8.4インチから10.1インチに拡大されている。また、デジタルデバイスと新しいグラフィックを採用した新しいインストルメントパネルも導入された。

 ギブリ ハイブリッドの日本での発売は、2021年6月上旬を予定しており、車両価格(消費税込)は956万円からとなる。

 新型ギブリ ハイブリッドは、今後のマセラティの全新型モデルにおける電動化につながる計画の第一歩となるモデルだ。ちなみにマセラティ初の100%電気自動車は、次世代「グラントゥーリズモ」と「グランカブリオ」が予定されている。

■既存のレヴァンテ トロフェオとあわせてトロフェオ コレクションが完成

 マセラティはクアトロポルテとギブリにV8エンジンを導入することで、トロフェオ コレクションを完成させた。

 ギブリおよびクアトロポルテのトロフェオの心臓部となるのは、3.8リッターV8ツインターボエンジンで、最高出力580ps/6250rpm、最大トルク730Nmを発揮する。

 すでにレヴァンテ トロフェオでその全貌は明らかとなっているこのエンジンは、マセラティ専用にマラネッロのフェラーリ工場で製造されており、フロントエンジン・リアドライブのセダンにおいても同様にパフォーマンスを発揮できるよう改良・開発されている。

 現行ギブリがV8エンジンを搭載するのは初となるが、現行クアトロポルテでは、「クアトロポルテGTS」に530psを持つV8エンジンが既に採用されている。今回のコレクション拡張によって、新型ギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテすべてのレンジに580psのV8エンジンが搭載されることにり、いずれも燃費とEUの排出ガス規制に準拠した仕様となっている。

 ギブリ トロフェオは、レヴァンテ トロフェオの最高速度302km/hを上回る、最高速度326km/hを誇る、マセラティ史上最速のセダンとなる。

 レヴァンテ トロフェオと同様に、新型ギブリ/クアトロポルテ トロフェオにも統合車両制御(IVC)システムが搭載されており、ドライビングダイナミクスの強化、アクティブセーフティの向上、さらにスリリングなパフォーマンスを保証するための特別なセットアップが施された。

 さらに、よりスポーティなドライビングスタイルを実現するコルサボタンが追加されることになった。また、レヴァンテ トロフェオ同様にローンチ・コントロール機能を有し、エンジンのパワーをすべて解き放ち、息を呑むようなパフォーマンスと本格的なマセラティのドライビング・エクスペリエンスを実現した。

 マセラティの特徴ともいえるエンジンサウンドに加え、今回のトロフェオコレクションでは、高性能モデルであることを象徴する特別なスタイリングが施され、そのルックスはさらに際立ったものとなっている。

 ブラックピアノ仕上げのデュアルバーフロントグリル、カーボンファイバー仕上げのフロントエアダクトトリムとリアエクストラクターを採用するなど、よりアグレッシヴな印象だ。

 トロフェオコレクションに共通する外観の特徴は、サイドエアベントフレームとCピラーのサエッタロゴに施されたレッドのディテールにある。

 リアデザインはその他のMY21ギブリモデル同様にライト形状が刷新され、3200GTやアルフィエーリのコンセプトカーにインスパイアされたブーメランのような意匠が採用している。

 ギブリ トロフェオにおいては、ボンネット形状も新たなデザインが与えられており、レヴァンテ トロフェオと同様に、冷却性を高めるふたつのアグレッシヴなエアダクトが備えられた。

 また、ギブリ/クアトロポルテ トロフェオには、21インチのオリオーネホイールが装着され、レヴァンテ トロフェオには22インチのオリオーネホイールが用意されている。

 トロフェオのアグレッシヴな意匠的特徴はインテリアにも同様に引き継がれており、イグニッションをオンにすると専用のインターフェースが表示される新しいオンボードパネルを採用。ヘッドレストにはトロフェオの文字が刺繍されている。また、インテリアには最高級レザーである、フルグレインのピエノ・フィオーレ・ナチュラルレザーが採用された。

 ギブリ トロフェオ、クアトロポルテ トロフェオともに2021年6月上旬の発売を予定しており、車両価格(消費税込)はそれぞれ1801万円と2302万円となる。

* * *

 2021年モデルのマセラティのラインナップと車両価格(消費税込)は、下記のとおりだ。

・ギブリ ハイブリッド:956万円
・ギブリ ハイブリッド グランルッソ/グランスポーツ:1106万円
・ギブリ グランルッソ/グランスポーツ:1156万円
・ギブリS グランルッソ/グランスポーツ:1331万円
・ギブリS Q4 グランルッソ/グランスポーツ:1411万円
・ギブリ トロフェオ:1801万円
・レヴァンテ:1122万円
・レヴァンテ グランルッソ/グランスポーツ:1277万円
・レヴァンテSグランルッソ/グランスポーツ:1502万円
・レヴァンテ GTS:1872万円
・レヴァンテ トロフェオ:2077万円
・クワトロポルテ:1312万円
・クワトロポルテ グランルッソ/グランスポーツ:1462万円
・クワトロポルテS グランルッソ/グランスポーツ:1667万円
・クワトロポルテS Q4 グランルッソ/グランスポーツ:1767万円
・クワトロポルテ トロフェオ:2302万円
・MC20:2650万円

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
motorsport.com 日本版
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
くるまのニュース
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
VAGUE
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
WEB CARTOP
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
motorsport.com 日本版
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
乗りものニュース
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
乗りものニュース
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
くるまのニュース
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
Webモーターマガジン
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
motorsport.com 日本版
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
くるまのニュース
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
motorsport.com 日本版
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
VAGUE
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
くるまのニュース

みんなのコメント

9件
  • マセラティのHVなんて毎日ドキドキしながら乗らなきゃいけないだろうなあ。
  • 積まなくても走る電池を積むとか意味不明
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1198.01426.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

198.01699.0万円

中古車を検索
ギブリ ハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1198.01426.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

198.01699.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村