2009年のF1は、まさに大混乱のシーズンとなった。その前年、タイトルはフェラーリとマクラーレンの間で争われた。しかし車体のレギュレーションが大きく変わったことで、この2チームが大失速。ブラウンGPとレッドブルという新興2チームの争いとなった。
特に序盤戦は、2チーム揃って下位に沈むことも多かったが、シーズンが進むに連れて徐々にパフォーマンスを取り戻し、結局マクラーレンは2勝。対するフェラーリは、ベルギーGPで1勝を挙げた。
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ただフェラーリのこの1勝は、厳しい戦いの末勝ち取ったモノだった。予選でポールポジションを取ったのはフォースインディアのジャンカルロ・フィジケラ。決勝では混乱に乗じ、フェラーリのキミ・ライコネンがトップに立ったが、終始フィジケラが食らいついた。
ライコネンはこの年から使用が許可されたKERS(運動エネルギー回生システム)を活用して、ポジションを防衛。なんとかトップチェッカーを受けた。
このフェラーリF60は非常に乗りにくいマシンだったと言われる。フェリペ・マッサがハンガリーGPで他車(ブラウンGPのルーベンス・バリチェロのマシン)から脱落したパーツの直撃を受け、大怪我を負った後、ルカ・バドエルとフィジケラが代役としてF60のステアリングを握った。しかしバドエルは2戦連続で予選最下位。フィジケラも、予選Q1落ちを連発することとなってしまった。
そういう意味では、ライコネンがベルギーで勝利を手にしたのは、奇跡的だったと言えるかもしれない。
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