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レクサス新型RX海外試乗!Fスポーツパフォーマンスの進化した走りとは

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レクサス新型RX海外試乗!Fスポーツパフォーマンスの進化した走りとは

新車試乗レポート [2022.10.30 UP]


レクサス新型RX海外試乗!Fスポーツパフォーマンスの進化した走りとは

レクサス 新型RXを「オズの魔法使い」風ルビーデザインにカスタム

2.4ℓターボハイブリッド+新AWD「DIRECT4」の実力は!?
約95の国と地域で累計350万台を発売するレクサスの絶対的なエースRX。
その新型が2022年6月に世界初公開されたが、
今回日本での正式デビューに先駆けアメリカ・サンタバーバラで試乗を行なった。
ターボハイブリッド+新AWDなど新型の実力を速報する。

●文:山本シンヤ ●写真:Lexus International


クルマを小さく・軽く感じる、別格の“RX500h・Fスポーツパフォーマンス”の走り!
先に登場したNXに比べて
すべてがより洗練され精緻に
 新型RXのハンドルを握り、走り始めて数十mで、「おっ、これは紛れもなくRXだ!!」と感じた。
 パワートレーンは2.4ℓターボ、2.5ℓハイブリッド、2.5ℓプラグインハイブリッド、2.4ℓターボハイブリッド+DIRECT4と豊富なラインアップを持つ。2.4ℓターボハイブリッド+DIRECT4以外はNXにも採用されるユニットだが、RXへの搭載にあたり静粛性が大きく向上しているのが印象的だ。NXより車両重量が重いのでパフォーマンスはわずかに劣るものの、逆にそれがRXらしいジェントルな味付けでもある。どのモデルに乗っても動力性能で不満に感じることはなかった。
 フットワークはどうか? 基本性能の高さは、先に登場したNXと比べると走る・曲がる・止まるなどの性能がより洗練、より精緻になっている。今回、様々なシーンで走らせたが、街中では扱いやすく、高速では抜群の安定感と乗り心地、ワインディングではサイズを感じさせない身のこなしと一体感あるハンドリングを実感した。
 ただし、RX500h Fスポーツパフォーマンスだけは別格。FスポーツパフォーマンスはFスポーツの上位に位置する新グレードで、2.4ターボハイブリッド+DIRECT4に加えて、専用サスペンション(リニアソレノイドAVS)、後輪操舵角が拡大(最大4度)されたDRS(ダイレクト・リヤ・ステア)、21インチ専用タイヤ(ミシュラン・パイロットスポーツ4 SUV)、6ピストン対向ブレーキキャリパーなどを採用する。
 このモデルに乗ると、クルマが小さく・軽く感じる。その時の姿勢変化は最小限でコーナーの曲率に合わせて4つのタイヤのグリップ力が最適になるようにコントロールして旋回しているような感じで、とにかくアンダーステア知らず。この辺りはDIRECT4による駆動力制御と後輪操舵(DRS)の相乗効果によるものだが、制御モノにありがちな「機械に曲げられている」感覚は皆無。まるで「運転が上手くなった?」と錯覚してしまうようなコントロール性と自在性が備えられている。
 乗り心地はわずかに硬めではあるものの、他のRXと比べると「ちょっと引き締められているのかな?」と言うレベルに留められている。そういう意味では、普段はRXらしくゆったり走れるが、ひとたびアクセルを踏むと「おーっ、これこれ!!」とスポーツカー好きなら心躍る感覚を持つ、一粒で二度おいしいグレードと言える。


RX 500h F SPORT Performance

ボディカラー:ソニックカッパー
■RX 500h F SPORT Performance 主要諸元
●全長×全幅×全高(mm):4890×1920×1695mm ●ホイールベース:2850mm ●トレッド前/後:1650mm/1675mm ●パワートレーン:2393cc直列4気筒ターボ+前後モーター ●サスペンション前/後:マクファーソンストラット/マルチリンク ●タイヤサイズ:235/50R21


クラウンクロスオーバーにも採用された新開発パワートレーンの2.4ℓターボ+ハイブリッドと、&新AWD「DIRECT4」の組み合わせ。リヤに高出力モーターの「eAxle」を搭載する。

RX 350 F SPORT

ボディカラー:ヒートブルーコントラストレイヤリング

RX 350h Luxury

ボディカラー:ソニックイリジウム

エクステリアはNXとの共通性を持ちながらも、よりボディに溶け込んだスピンドルグリル、スタンスの良さが魅力。「伸びやかさ」と「柔らかさ」を備えたRXらしいプレステージ性の高いスタイルになっている。

インテリアは新世代レクサスのコックピットデザイン「TAZUNA Concept」を採用。メーターフードからドアトリムまで連続的につながる造形で奥行きや水平方向の伸びやかさを強調した

残念なのはシフト周りのレイアウト。NXよりも左右方向に余裕あるが、NXと同じ縦配置のカップホルダーやシフト下の小さなスイッチなど未来感があるインパネ周りとのギャップも。

居住性はパッケージの刷新で大きくレベルアップ。特にリヤシートは先代+60mmとなる2850mmのホイールベースを活かし、足元スペースも悠々。フォーマルユースも可能なゆとりが備えられている。

リヤサスペンションの張り出しが小さく、スクエアなラゲッジスペース。リヤシートは4:2:4で前倒し格納が可能。

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